火の粉 雫井脩介 著

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<あらすじ>
有罪か?無罪か?手に汗握る犯罪小説の最高傑作! 自白した被告人へ無罪判決を下した元裁判官に今、「火の粉」が降りかかる。あの男は、殺人鬼だったのか?「お隣さん、本当にいい人ね」 元裁判官で、現在は大学教授を務める梶間勲の隣家に、かつて無罪判決を下した男・武内真伍が越してきた。愛嬌のある笑顔、気の利いた贈り物、老人介護の手伝い。武内は溢れんばかりの善意で梶間家の人々の心を掴んでいく。「なんか、いい人すぎない?」

<感想>
おもしろかった。 読むのをやめられなくなる程の勢いが文章にはあったと思う。
途中、若い母親と子供へのくだりがあるのだが、その部分だけは同じ境遇にあるからか、少々読む時に((イヤ~な気分))を味わった。 が、全体的には硬い部分と柔らかい部分を上手に混ぜた読みやすい小説だと思う。
私の見解ではミステリーのジャンルには入らない。 犯人が誰!?と言う疑問を解読していくStoryではないからだ。 それでも<人間の怖さ/愚かさ>には背筋が凍る感じはある。
ラスト・・・・・まぁこれしかなかったかな。 このラストだから人間臭い小説として収まっているのかも

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