書籍評 山本文緒

眠れるラプンツェル

投稿日:2009-06-22 更新日:

<あらすじ>
「暇ですな」。 そう呟いて、ひとりで笑う。
昨日も、今日も、明日も、夫は帰らない。
子供のいない専業主婦歴6年。
私の唯一の仕事は 週1回の生協の集まりに参加することだ。 私は私に満足していた。
それなのに・・・・隣の家の子供に恋してしまうとはー! 
新しい世界は開けるか? 意外な結末まで・・・

<感想>
27歳。結婚3年の主人公=汐美のある1年の記録。
この小説と出会った頃の私は、主人公の汐美とキモチにダブりがあった。
仕事もない・趣味の時間もない・自由もない・選ぶ自由さえもない・・・
そぅ高い塔に監禁されているような ラプンツェル。
夫は妻がそんな空しさを抱えているなんて思いもせず、
家族のために働いているオレが1番大変だ!と思いこんでいる。
オレががんばってるんだから、妻も子供も幸せで当たり前。
そう確信している。それが違うことに気づかない。
妻は何を考えて結婚生活を送っているのか・・・?
今、何を目標にこれから生きていくべきなのか?
最後の12行は心にずし~んと来る。
あなたの未来もまだ何も決まってないんだから。

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