手紙  東野圭吾 著

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<あらすじ>
武島直貴の兄・剛志は、弟を大学に入れてやりたいという一心から、盗みに入った屋敷で、思いもかけず人を殺めてしまう。判決は、懲役15年。それ以来、直貴のもとへ月に1度、獄中から手紙を送る剛志。一方で、進学、恋人、就職と、つかもうとした人生の幸福すべてが「強盗殺人犯の弟」というレッテルによって、その手をすり抜けていく直貴。日を追うごとに、剛志からの手紙は無視され、捨てられ、やがて…。

<感想>
読み終わったあと、深かったなぁ~と・・・。
東野圭吾さん、最近「死」「罪」についてなかなか深いものを書かれてる。
明るい話ではないが、濃密に書いているのに息苦しさを感じさせすぎず、ぐっと心に迫るところはあり、ぐいぐいと最後まで読ませるあたりが、非常に巧いと思う。
読んで良かったと思う1冊。

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