殺人の門  東野圭吾 著

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<あらすじ>
あいつを殺したい。 でも私には殺せない。
人が人を殺すという行為は如何なることなのか?どうしても殺したい男がいる。その男によって、私の人生はいつも狂わされてきた。あいつを殺したい。でも、私には人を殺めることがどうしてもできない。殺人者のなるために、私に欠けているものはいったい何なんだろう?20年もの間、くすぶり続ける殺意。殺人者になりきれない男は、果たして「殺人の門」をくぐることができるのだろうか!?

<感想>
長編小説を丸2日で読み切ってしまった。
そんなのおもしろかったか?と言うとそうではない。
読んでいてワクワクしたワケでも、主人公とキモチが同化したワケでもない。
ただ、この主人公はラストで「殺人の門をくぐったんだろうか?」と言う1点を知りたくて
読み進んだのだと思う。
結果をここで書くわけにはいかないけれど・・・。
最近、勝ち組・負け組などと言われているが、そんなものあるワケがないと思う。
が、実際は現実社会にある。まさに、生きていく術を身につけている男・倉持に主人公・田島は人生をコントロールされたのだろう。それが歯がゆくて、虚しくて哀しい。
読んでいた私の方が「倉持を殺ろしたい」と思う程。
そのぐらい読者に倉持を憎くさせるあたり東野圭吾の罠に私がハマったと言うことか・・・?

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