書籍評 桐野夏生

「東京島」 桐野夏生 著

投稿日:2010-12-03 更新日:

20101203_1885016<あらすじ> 
清子は、暴風雨により孤島に流れついた。夫との酔狂な世界一周クルーズの最中のこと。その後、日本の若者、謎めいた中国人が漂着する。三十一人、その全てが男だ。救出の見込みは依然なく、夫・隆も喪った。だが、たったひとりの女には違いない。求められ争われ、清子は女王の悦びに震える―。東京島と名づけられた小宇宙に産み落とされた、新たな創世紀。
谷崎潤一郎賞受賞作。

<感想>
ん~・・・読み終えるのにかなり苦労した。
桐野夏生さんの小説は好きだし、映画化にもなったのだからおもしろいんじゃないだろうかと思っていたのだけど。
設定はおもしろいのに、サバイバルを描くワケでなく、人間関係の対立を描くワケでなく、焦点がぼやけた感じ。桐野氏らしいと言えば無人島に漂流、31人の中に女は清子ただひとり。その彼女の年齢を46歳で「生」に執着している強欲な女性にした点と、ラストの脱出できた組とできなかった組の表現かなと思う。
で、この原作をこのまんま映画化すると言うのにはムリがあると思われる。さてさてどんな脚本で映画にしたんだろうか?

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