書籍評 山本文緒

日々是作文 山本文緒 著

投稿日:2011-10-26 更新日:

20111022_2415067<あらすじ>
31歳の私に、10年後の私をこっそり教えてあげたい-。離婚して仕事もお金もなかった31歳から、直木賞受賞&再婚してしまった41歳まで。絶品の恋愛小説で読者の心を揺さぶり、出口の見つからない切さなさを描いてきた著者も、日々様々な思いに揺れながら「微妙なお年頃」を過ごしてきた。激動の10年間を綴ったエッセイ集。

<感想>
山本文緒さんが好きだ。出会ったのは30歳すぎぐらいか?最初に読んだのは「眠れるラプンツェル」だった。読んだ当時、主人公の汐美の置かれた状況や心境が、その当時の自分の抱える閉塞感とシンクロしてしまって貪るように一気読みしたことを覚えている。その一冊で山本氏のファンになった私は、彼女の出版した本はライトノベル(少女向き小説)を除いてほぼ完読した。小説でもエッセイでも、彼女が数行に書く文章が、自分が文章にできなかった心の奥の気持ちを表現してくれることが多くて惹かれる。このエッセイも(そうそう、そうなんだよね)とか(わかるわー)と共感できることも多かった。モチロン違う部分も多くあるけれど、そんな文章に出会った時は、(へぇーなるほどねぇ)と友だちの話を聞くような感覚で読んでしまう。
私よりも3歳上(だと思う)。同じ時代を生きた同世代の女性としも魅力を感じている。
あまりエッセイを好んでは読まない方なのだけれど、山本文緒さんのは読んでしまう。それはまるでお酒を飲みながら、山本さんの思ってることや考えてること、不満や不安を聴くような感覚に似ているから好きなんだと思う。

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