映画評 邦画

甥の一生

投稿日:2016-01-13 更新日:

oinoiltusyo2015年 / 日本

監督:廣木隆一

CAST:
榮倉奈々、豊川悦司、根岸季衣、木野 花

<STORY>
 東京で大手電機メーカーでキャリアを積んでいた堂園つぐみは、不倫を精算。何もかもに疲れ、仕事を辞めて祖母が暮らす田舎の一軒家でひとり暮らし始める。しかし、祖母はあっけなく亡くなってしまう。葬式のあと、ひっこりと初老の男がやってきて、「離れの鍵を持っているので、しばらく住む」と言い出す。その男は角島大学の哲学の教授をしている海江田醇と名乗る。ワケのわからないつぐみだったが、その日を境に、ふたり奇妙な半同居生活が始まった。

<感想> 評価 ★3.5
「甥の一生」と書いて「おとこのいっしょう」と読むらしい。
原作は西烔子氏のコミック(全4巻)だそうです。
ふ~ん、最近は30代前半の女性と、50代の初老(と言いたくないけど)男性の恋愛がコミックになる時代なのね。 コミックは読んでいないので、榮倉奈々、豊川悦司のキャストが合っていたかどうかについては感想を述べれませんが、映画作品としては、日本映画らしい静かな、感情を抑えた、根底に優しさを感じる映画でした。 ほぼ洋画か海外ドラマしか観ないので、その空気感は久しぶりで、ナゼか新鮮に感じたのは、トヨエツが作る間の中に挟むクスッと笑える演技のせいかなと思います。 トヨエツさん、良いですねぇ~。カレは顔よりも、姿が良いです。立っている姿も、座っている姿も絵になります。 また、この映画の海江田醇は、トヨエツしかなかったのでは?と思うほどしっくりきていました。 関西弁で、ちょっと面白い返しをしたり、反応をするのが本当にチャーミング。 たとえば、榮倉奈々演じるつぐみの元に、別れた元カレが突然やってきて、「誰?」と元カレがつぐみに聞くシーン。 トヨエツは、タバコを加えながら「ダーリンや」と答えます。それがクスッと笑えるんだなぁ@ 榮倉奈々さんも純粋な優しい心を上手く表現していたと思います。 コミック4巻を2時間ほどのまとめた映画なので、あり得ない設定とか、いきなり感はなきにしもあらずでしたが、オトナの恋愛のはじまりは、こんなんもありやなと今の私なら思いますし、突然やってきた男の子の存在で、トヨエツが見せる違う一面が良いアクセントになっていたと思います。 つぐみがじんわり、ゆっくり、海江田さんに惹かれていくのが観ていて心地良かったです。  

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