シリーズもの ドラマ(シリアス、ハートフル) 映画評

CHINESE PUZZLE *ニューヨークの巴里夫(パリジャン)*

投稿日:2016-04-14 更新日:

2013年 / 仏、米、ベルギー

監督:セドリック・クラビッシュ

CAST:
ロマン・デュリス、オドレイ・トトゥ
セシル・ドゥ・フランス、ケリー・ライリー
STORY>
40才になり小説家としてもそれなりに成功しているグサヴィエ。ウェンディとの間に可愛いふたりの子どもトムとミアもいる。グサヴィエが言うには、10年ほどは本当に幸せだったらしい。しかし最近は、妻とも言い争いが増えた上、レズビアンの友人イザベルに精子提供したことから益々関係は悪化。とうとう妻ウェンディから出張先のNYでステキな男性と出会ってしまったから別居したいと言い出される始末。それでも近くに別居することで子どもとの関係を保っていたが、ある日「NYへ引越する!」と言われパリにひとり残されてしまう。グサヴィエは、子ども達との生活を考え、一念発起し、ロクに英語も話せないままNYへ移り住むことに。
とりあえずブルックリンに住むイザベル宅に居候し、NYでの生活拠点を築こうと奮闘する・・・

<感想> 評価 ★3.5
1作目「スパニッシュ・アパートメント」、2作目「ロシアン・ドールズ」に続く、セドリック・クラビッシュの青春三部作の完結編。私はこの作品が好きです。
もしも、この映画を見たいなと思っているのなら、ぜひ1作目から見て欲しいです。
主役のフランス人:グサヴィエが、就職するに当たって、軽い気持ちで留学したスペインで出会う欧州各国の同年代の若者が共同生活する日常を描いた「スペニッシュ・アパートメント」は、島国でほぼ単種族だけで生活している私たちにはわからない世界観がありとても刺激を受けました。当時のグサヴィエは25才。
それから5年後の30才、「ロシアン・ドールズ」では前作の彼らがそれぞれ成長している姿をグサヴィエを通して見せつつ、フラフラ生活感のないグサヴィエが人生の方向性を決めようとする姿を描いていました。
そして、それから10年後が今回の映画です。
現代的な優男として描かれるグサヴィエですが、彼はちゃんと「父親として子どもと向き合いたい」と言う思いだけは大切にし、そのためにパリから仕事ない、ロクに英語も話せないのにNYに住む決意をするワケです。
ある意味ステキなパパですよね。まぁ頼りないけれど(笑)
このように連作で時を経てからの彼らを見せられると、友だちじゃないけど、ちょっと知り合いのような気持ちになって、興味深く見てしまいます。
そもそも結婚に対する考え方も、新しいパートナーと子どもとの関係など、日本人の私には価値観や倫理観など理解できないんで、
(外国ってこんなんなんだー)見たいに見てしまいましたが。
元妻のウェンディの現パートナーが気をつかって話しかけてくる英語がほぼわからなくて、情けなくなるグサヴィエさんのくだり、ものすごくわかるぞーと思いながら楽しんで見終わりました。

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