LORD OF THE RINGS ~THE RETURN OF THE KING~ *ロード・オブ・ザ・リング王の帰還*

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2003年/米

監督 :ピーター・ジャクソン

CAST:
イライジャ・ウッド、ヴィゴ・モーテンセン、
オーランド・ブルーム、ジョン・リス=ディビス、
ショーン・アスティン、ドミニク・モナハン
ビリー・ボイド、イアン・マッケラン、リヴ・タイラー、
ケイト・ブランシェット、ミランダ・オットー、
デヴィット・ウェンハム、バーナード・ヒル

<STORY>
冥王サウロンの指輪を葬る旅に出た仲間たち。 アラゴルンたちと別れてしまったフロドとサムは、ゴラムの案内で滅びの山へと近づいていたが、指輪を取り戻したいゴラムは、2人を陥れる計画を練っていた。一方、ヘルム峡谷の戦いに勝利したアラゴルンたちは、オルサンクの塔を襲撃したメリー、ピピンと合流する。再会を喜び合う間もなく、サウロンが人間の国ゴンドールを襲うと知ったガンダルフは、 ゴンドールの執政デネソールに忠告するため、ミナス・ティリスの都へ向かった。

<感想> 評価 ★5
世界中で愛されていた「指輪物語」なのだからStoryが良くできているのは当たり前の事。それを見事に映像化したと毎回感動する。 ファンタジー・アドベンチャー映画で「L.O.R」を抜く映画は当分でないんじゃないかとさえ思う。
さて、映画の内容について。 ローハンの姫君:エオウィン(ミランダ・オットー)が女性であることを兜と鎧で隠し、ペレンノール野で黒の悪軍オークと戦いを挑み、父のように慕っていたローハンの王:セオデン(バーナード・ヒル)がトドメを刺される時に勇敢にも立ちはだかり、黒の乗り手、元王のナズグルと1対1で戦いを挑むシーンは、私が女だからだろうか?とても感動した。 誘惑に負けそうになる弱い人間(映画では指輪が誘惑の象徴)、人を信じ、未来のために自分を犠牲にしても戦おうとする強い人間(指輪を葬りに行くフロド&サムを信じ、身を投じて戦いを挑むモンドール・ブラックゲート(黒門)のシーン)、課せられた運命に苦しみながらも全うしようとする人間の脆さと強さ(王であることを否定しつつも受け入れるアラゴルンなど)現代にも通じる人間の弱さ・強さを指輪と言う存在で存分に描いた最高作品映画と思う。 私は映画館で鑑賞したワケが、その後発売になったコレクターズカットのDVDには未公開シーンなども含めてあるので、より「L.O.R」を楽しめる。L.O.Rファンならぜひ一度観て欲しい。

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