MY BLUEBERRY NIGHTS *マイ・ブルーベリー・ナイツ*

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2007年 / 仏

監督:ウォン・カーウァイ

CAST:
ノラ・ジョーンズ、ジュード・ロウ
レイチェル・ワイズ、ナタリー・ポートマン

<STORY>
ニューヨークのとあるカフェ。失恋したエリザベスは、この店のオーナー、ジェレミーが焼くブルーベリー・パイを食べ少しだけ心癒やされる。それでも、なかなか別れた恋人のことが忘れられない彼女は、当てのない旅に出る。カフェやナイトクラブでウエイトレスの仕事をしながらメンフィス、ラスベガスとアメリカを横断していくエリザベス。彼女はその先々で、それぞれに愛を求め愛に傷つく人々と出会い、彼らと束の間の時間を共有していく中で新たな自分を見いだしていく。

<感想> 評価 ★3
映画のポスター、DVDジャケットにも使われているこのキスシーンが最高にキュートで甘く切い。

この映画の魅力はすべてはこのシーンにあると思います。
映画のあらすじは、失恋したエリザベスが傷ついた心を旅をしながらいろんな人たちと出会い、関わることで再生し、新しい自分を見つけていくと言うものだけど、私には旅先の出会いはどうでも良いほどにジュード・ロウ演じるカフェ店長:ジェレミーとの出会いと、互いが惹かれ合っていく毎日の会話が魅力的でした。

作品としては、結局、ウォン・カーウァイ監督の過去作品「恋する惑星」のハリウッド版みたいな印象だし、本業はシンガーのノラを主役にしている時点で映画としての魅力は半減しているワケです。これが2時間短編ドラマと言うのなら相当素晴らしい作品だと思いますが。
モチロン、ノラと関わるバイプレーヤーにナタリー・ポートマン、レイチェル・ワイズなどを起用して質を落とさないようにはしているけれど、映画としてのインパクトは弱い。
ウォン・カーウァイ監督を相手にスゴイ発言をしていると思いますがそれが感想です。
私はジュード・ロウをあまり好きじゃなかったのですが、この作品のカレは魅力的です。
画像のキスシーンは私の中でBEST10には入るシーンです。
ウォン・カーウァイ作品は過去、「花様年華」「2046」を観ています。色の使い方、長回しの風景と人物のショットが印象的な監督です。この作品もウォン・カーウァイ色です。 そして監督が初の英語で挑んだ作品だそうです。 ちょっと疲れた時にお薦めの1本です。

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