BLOW *ブロウ*

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2001年/米

監督 :テッド・デミ

CAST:
ジョニー・デップ、ペネロペ・クルス、
イーサン・サブリー、ジョルディ・モリャ

<STORY>
幼い頃から貧乏な生活を余儀なくされたジョージ・ユング(ジョニー・デップ)。
もっと良い暮らしを求めて、幼なじみのトゥナとカリフォルニアに移り住んだジョージは、
60年代~70年代にかけてマリファナ販売で大儲けする。
その後、マリファナ不法所持で服役中の刑務所で知り合ったディエゴと
出所後にコカイン・ビジネスに乗り出したジョージは、アメリカ西海岸を中心にコカイン・ビジネスを大成功させ、
最盛期にはアメリカのドラッグ・マーケットの8割を牛耳り、巨額の富を築く。
美しく情熱的な女性マーサ(ペネロペ・クルス)と結婚し、愛する娘クリスティーナを授かり、
幸福一杯のジョージだったが、人生の絶頂期は長く続かなかった。

<感想> 評価 ★3
BLOW(ブロウ)とは、マリファナ、コカインなどドラッグ吸引を意味する俗語。
しかしこの映画はドラッグ批判をしているのでも、コカインで巨額の富を築いた男の一代記の映画でもなく、淡々とジョージ・ユングの人生を時系列で描きつつ、愛・友情・子供への愛・親への愛情を綴った映画としてしあげている。
男として何かを成し得ると言うのは夢の1つかも知れないが、人生と言うのは”一瞬”じゃなくこうして時間経過の”長い”ものであり、「今がよければOK」的な生き方は一瞬をとらえたものでしかなく、人の人生、何を中心に幸せと言うのか?どの瞬間を幸せと言うのか?考えさせられた部分はあった。そして、どれだけ巨万の富を得ても、誰かを愛し、愛されないと人生は空しいと言うことなのだろう。

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