A WALK ON THE MOON *オーバー・ザ・ムーン*

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1999年 アメリカ

監督 : トニー・ゴールドウィン

CAST:
ダイアン・レイン、ヴィゴ・モーテンセン、
アンナ・パキン、リーヴ・シュレイバー

<STORY>
1969年、アポロの月面着陸の年。 平凡な主婦・パールはテレビ修理士の夫、思春期の娘・可愛いさかりの息子、そして姑との生活を送っていた。10代で早くも母親になってしまったパールは、平凡な毎日に満たされない想いを抱いていた。パール一家は 毎年夏は恒例のサマーキャンプで過ごす。今年もサマーキャンプにやってきた。そこで出会ったブラウス屋の若い店員・ウォーカーと恋に落ちる・・・。

<感想> 評価 ★3
日本未公開映画。ヴィゴ・モーテンセンファンは必見の1作。
1969年―。アメリカの一大イベント、月面着陸とウッドストックライブを絡めて話が進む。
若くして結婚してしまい、青春を謳歌しなかったことに淋しさと空しさを抱えているヒロイン。(もしもあの時、妊娠しなかったら・・)人生の転機になった時の違う選択肢を考えるのはふつうだろう。
この映画に出てくる登場人物には本当の悪人がいない。どれだけ夫が家族思いの仕事熱心な男であっても、何かしら満たされない思いを抱えている女性の前に魅力的な男性が現れ、惹かれあってしまったら恋に落ちてしまうのは仕方ない。しかし、この映画がただの不倫ものにならず、家族のあり方を問う作品になっているのには娘役のアンナ・パキンの存在が大きい。ダイアン・レイン演じるパールがどれだけ恋に焦がれ、愛に身を投じたくても彼女はオンナであり、母親。母親であることの重さが伝わった。自分のことだけ考えていれば良い思春期と違い、感情だけで生きれない大人。対比させているところも良かったのかも知れない。
この作品のヴィゴはセクシー全開ウォーカー役はヴィゴじゃないと意味がない!言い切っちゃうほどのセクシー目線にたまらない仕草のオンパレード♪私的には、ウォーカーが遊びでパールを愛したのではなく、彼女の子供も全てを抱える程の思いをもって愛したところがgood!だって、遊びだったら姑・ダンナにバレて家族含めてモメまくったことがバカみたいだし。パールは全てを捨ててもいいと思える人に会えたと言うことだけで幸せだっただろう。いつかそう思える時が来るような気がする。

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