映画評 SF、近未来

District 9 *第9地区*

投稿日:2010-09-10 更新日:

20100910_17701902009年/アメリカ

監督:ニール・ブロムカンプ

制作:ピーター・ジャクソン

CAST:
シャルト・コプリー,デヴィッド・ジェームズ,
ジェイソン・コープ,ヴァネッサ・ハイウッド

第82回アカデミー賞4部門(作品賞、脚色賞、視覚効果賞、編集賞)にノミネート


<STORY>
1982年、南アフリカ・ヨハネスブルグの上空に巨大宇宙船が現れる。しかし、宇宙船は止まったままで動きを見せなかった。数ヶ月後、人間が突入したところ、船内では多数の宇宙人が飢餓状態に陥っていた。母星に帰ることも出来なくなっているらしい宇宙人達は難民として扱われ、宇宙船真下の居住区“第9地区”に収容される。それから28年後、“エビ”に似た宇宙人達の数は増加を続け、住人からは厄介者として扱われ、第9地区はすっかりスラムと化していた。住人と宇宙人とのトラブルを忌避した政府は宇宙人達を郊外に移送する計画を立てる。移送業務を請け負った超国家機関MNUの責任者・ヴィカスは兵士達と共に第9地区に赴き、宇宙人達に立ち退きを通告していくが…。

<感想> 評価 ★3.5
低予算作品で有名俳優の出演ゼロと言うし、エイリアンものと言う情報からすっかりB級作品かなと思っていたのですが、なかなか面白かったです。
しかも見終わって時間が経てば経つほど深みを感じる・・・。底力のある作品でした。

「エイリアンもの」と言うだけで、「プレデター」のように命の危険にさらされ、エイリアンと戦うと言う設定か「E.T」みたく異星人と心を通わせるハートフルものが多いけど、本作はエイリアンを行き場(帰る場所)のない難民の位置とし、人間はエイリアンと共存を拒み一部のエリア(第9地区)に押し込めて管理監視する設定から始まります。
つまり、エイリアンを弱者として位置づけて、一部の地域に押し込める設定は南アのアパルトヘイトを彷彿とさせる設定。しかもニール・ブロムカンプ監督は南アのヨハネスブルグ出身だそうです。 低予算作品と言う割にSFX部分などは見応えあります。
ま、ツッコミどころが満載だし、主役のヴィカスを襲うアクシデントも想像できる範囲であるにも関わらず、私はおもしろかったです。誰でも楽しめる作品ではないし、グロいシーンも多いのだけど底力を感じられたことで満足しました。

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