シネマ歌舞伎2014 8月 連獅子 / らくだ

歌舞伎
歌舞伎観劇記

連獅子 / らくだ 二本立て

「らくだ」
2008年8月 歌舞伎座公演
CAST:中村勘三郎、板東三津五郎、板東彌十郎、片岡亀蔵、尾上松也。片岡市蔵

20140912_947425<STORY>
フグに当たって頓死した通称”らくだ”の馬太郎。仲間の半次は弔いのお金を用立てようと、紙屑買いの久六に声をかけるが、らくだの家のは売る物は何もない。困った半次は久六を家主のもとに使いに出し、通夜の酒の肴を出さないと、死人を担いでカンカンノウを踊らせると脅す。ところが家主はやっかいものの馬太郎が死んだとあれば祝いたいぐらいで弔いする気はないと言い、「死人のカンカンノウは見たことがないから初物を見てみたいもんだ」と言い返す。これを聴いた半次は馬太郎の死体を引き起こし、嫌がる久六に負わせ、ふたりで家主のもとへ向かう・・・・

<感想> 評価 ★4
傑作古典落語「らくだ」の歌舞伎版。
そもそも「らくだ」のお話自体がおもしろい上に、久六(勘三郎)と半次(三津五郎)の掛け合い巧妙で笑いながら楽しみました。生の舞台の映画バージョンなので、ライブならではのアクシデントに笑え、またそれを勘三郎さんと三津五郎さんがアドリブで歌舞伎に取り入れていくところがさすがでした。

「連獅子」
2009年 新演舞場
CAST:中村勘三郎、中村勘太郎、中村七之助
※ 当時の名前

<感想>
いわずと知れた歌舞伎十八番の1つ。
通常「連獅子」は、親獅子、子獅子のふたり舞だそうだけど、中村屋には息子がふたり、ならば三人で連獅子を!と言うことになったそうです。ぴったり揃った連獅子は圧巻。また勘三郎さんがいなくなったことが哀しかったです。
少し歌舞伎調のセリフにも慣れてきたようで、味わえるようになってきた気がします。

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