2004年 / 韓国 監督 :ビョン・ヒョク CAST: ハン・ソッキュ、イ・ウンジュ、 ソン・ヒョナ、オム・ジゥオン R-15指定 |
<STORY>
刑事のギフン(ハン・ソッキュ)は、妊娠中の妻スヒョン(オム・ジウォン)を愛しながら、美しい愛人カヒ(イ・ウンジュ)との情事を楽しむ日々を送っている。 ある日、写真館の主人が頭を割られ殺害される事件が起こり、第一発見者の妻、ギョンヒ(ソン・ヒョンア)を取り調べたギフンは、彼女に言い知れない魅力を感じていく。 捜査が難航するなか、ギフンはカヒに妊娠を告げられた。 冷たい言葉を浴びせながらも、カヒから離れられないギフン。 やがて、完璧だったギフンの生活は均衡を失い始める…。
<感想> 評価 ★3
イ・ウンジュの遺作となった作品。
人生の成功を約束された傲慢なエリート刑事。妻を愛しているが同時にカヒとの情事に溺れる身勝手な男をハン・ソッキュが存在感十分に見せている。そのハン・ソッキュに負けることなくイ・ウンジュも過去作品(「ブラザーフッド」)のような透明感漂う美人と言うだけでなく、どうしようもない関係・どうしようもない男に本能で惹かれる情熱的な女性を好演している。
この作品を見て本当にイ・ウンジュの死を残念に思った。この作品が死の原因などと言われているが真意はわからない。でも、「スカーレット・レター」で見せたカヒはイ・ウンジュの代表作の1つと言えるだろう。彼女の渾身の演技が見れる。
↓ 以後、ネタバレ ↓
ジャンルがサスペンスだったので、ギフンのプライベートのイザコザが捜査中の事件とどこかで絡むのか?と期待していたが何も起こらず、ラストは思わぬ方向へ向かってしまった。捜査中の事件は何の意味があったのだろうか?
内容的には女性の方が理解出来るかも知れない。カヒ演じるイ・ウンジュがギフンをどれだけ愛しているのかや、ギフンが身勝手ながらカヒを愛してる気持ちは伝わった。同性愛をはじめ、いろんな愛情にまつわる話が出てくるが、全てはトランクの中のシーンで凝縮されているように思う。エグイシーンやグロテスクなシーンが連発と言うがこの程度は私は問題なし。
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