ARGO *アルゴ*

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20130713_3743022012年/米

監督:ベン・アフレック

CAST:
ベン・アフレック、ブライアン・クランストン
アラン・アーキン、ジョン・グッドマン

※ 第85回アカデミー賞 作品賞、脚本賞、編集賞3部門受賞

<STORY>
1979年11月4日、イラン革命が激化するテヘランで過激派がアメリカ大使館を占拠する。混乱の中、6人が脱出したが、52人は人質になってしまった。脱出した6人は、カナダ大使の自宅に身を潜める。CIAで人質救出を専門とするトニー・メンデスは、6人を安全に国外へ脱出させよと司令を受けるが、それはあまりにも厳しい救出だった。悩み、迷った末、トニーは大胆不敵な作戦を立案。「アルゴ」という架空のSF映画を企画し、6人をその撮影スタッフに偽装して出国させる作戦だった。

<感想> 評価 ★3.5
ベン・アフレック主演作品や、監督作品はサイテーの映画に与えられるラジー賞を獲るなど、良い評価を受けてきた記憶がない。
だけど、私はベン・アフレックが好き。たぶん、可哀想なワンコを思わせる目元と雰囲気が好みなんだと思います。
で、そのベンが、やりました!監督・制作・主演の3役をこなし、見事アカデミー3部門受賞しました!見込んだ男が大成するのはうれしいです(笑)
さて、「アルゴ」。コレ、実話なんですよねぇ~。ほんとに映画のような事実です。
基礎知識ゼロで鑑賞しましたが、冒頭に事実についての説明があるので知らなくても理解できます。
派手な演出をしないで、事実に忠実に制作しつつ、政治的なむずかしい部分はサラッと流し、中東イランの混沌とした理解しがたいお国柄を見せつつも、カナダ大使館邸~飛行機離陸、イラン領空から出るまでのいくつもの関門をすりぬける様をスリリング見せるエンタテイメント性もあって、想像以上に見応えのある作品でした。
最後に、このアルゴ作戦が17年間最高機密事項として封印されていたこと。
その封印を解くことで、カナダおよび当時のカナダ大使と夫人に敬意を称し、トニーにも勲章が与えられたそうです
実は、4ヶ月ぐらい前に1度観ようとしたんですよ、アルゴ。だけど、その時はどうしてもこの作品に入り込めないで10分ほど観て放置。もう観ないでいようかとも考えたんだけど、急に思い立ち、鑑賞したワケです。なんで、4ヶ月前はおもしろくないと思ったんでしょ?すごくおもしろかったのに。映画ってフシギ。やっぱりそのときの身体・精神のバランスや、状態によって感想は変わるもんなんだと実感した作品にもなりました。

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