沙羅双樹の庭で知られる妙心寺塔頭の東林院で、今年で10回目となる夜間特別拝観「梵塔のあかりに親しむ会」に行って来ました。
JR京都駅からJR嵯峨野線「花園駅」下車、徒歩8分
妙心寺勅使門に着きます
妙心寺は私が1番好きなお寺です。
ここ数年だけでも、3回訪れていますが、夜の時間帯に来たのは初めて。
暗闇の妙心寺はいつもと雰囲気が違います。
妙心寺は、10万坪(甲子園22個分)の敷地に46の塔頭寺院が建ち並ぶ日本最大の禅寺です(以前の記事はこちら)。
その中のひとつである「東林院」では、年に数回特別拝観をされています。
6月には”沙羅の花を愛でる会”が催され、訪れたことがあります(その時の記事はこちら)
そして今回は、「梵燈のあかりに親しむ会」。
住職手作りの住職手づくりのあかり瓦「梵燈」による夜間特別拝観です。
さっそく外灯ひとつない真っ暗で静かなお寺ばかりの道を歩いて「東林院」まで向かいます
1度行ったことがあるので東林院の場所がわかっていても心細く不安になるほどの暗闇・・・
やっと灯りが見えて来ました。
この突き当たりを左に曲がったところだったハズ・・・
東林院
拝観料500円を支払い、入寺します。
沙羅の木のあるお庭は枯山水
400本を越える住職の手作りの灯りが織りなす幻想的な世界です。
一切の照明器具を使わず、ろうそくの灯りだけ。
心を込めて手入れされている庭で静かに揺らめくロウソクの灯り、虫の声・・・
いつもは宿坊に宿泊の方しか見ることのできない東林院のお庭が今日は見ることができます
今年で10回目になる夜間特別拝観だったようです。
毎年、禅の言葉「禅語」から2,3字をろうそくの行灯の灯りで表現されるそうで、
今年は「秋月照山輝」(しゅうげつさんぽうをてらす)
空気が凜と澄んでくる秋。
月の光が山々を清らかに照らしています
秋の夜に、えも言われぬ風情を醸し出す月に照らされて
わが身、わが心も清らかに輝きたいもの
ロウソクの灯りに心を癒やされ、柔らかな気持ちになったまま外灯ひとつない妙心寺内を帰路についていたら、次から次へと「東林院」を目指す方々とすれ違います。
そして皆、場所がわからず迷っている
その方々に「梵燈のあかりに親しむ会の東林院は、この先突き当たり左ですよ~」と言いながら歩いて帰りました。
ご朱印頂きました
たった10日、18時~21時までの開催です。
来年はひとりで訪れてみようかなと思っています。
コメント待ってます♪
あのだだっ広い妙心寺
暗闇の中を東林院まで
無の境地で歩いていくんや。
行った気持ちになって
ブログ読めたわ。
静かな秋の月夜の散歩。
気持ち空っぽになりましたか?
慕Bちゃん
うれしいコメントありがとう♪
昼間は少し暑かったけど、18時半ころはすっかり肌寒くて、風に揺れる梵燈のほのおは、それはそれは幻想的でした。
心洗われたかな?(笑)
[…] 昨秋、「梵燈…」には、サクラさんと訪寺(昨年の記事はこちら)。 今年6月には、こな美さんと「沙羅の花….」で訪寺しているので(その記事はこちら)、 今回で4回目ですので、ほ […]