2013年 / 米 監督:リチャード・リンクレーター CAST: イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー |
<STORY>
18年前の出会い、9年前に再会。そして本物の愛にたどり着く、真夜中までの数時間-。
パリに住む小説家のジェシーと環境活動家のセリーヌ。双子の娘に恵まれいる。そんなある夏のバカンス。友人の招きを受け、ジェシーの元妻との子ども:息子ハンクも一緒にギリシャで過ごしていた。ハンクがアメリカへ帰る日、息子を空港へ送ったるジェシーだが、元妻との関係が良好でないため、なかなかハンクに会えない。できればハンクと暮らしたいジェシーは、セリーヌにシカゴへ引っ越さないかと提案する。セリーヌはその発言に怒りを覚えるが、友人の前なのでガマンする。友人たちは、子どもたちを預るから、バカンスの最終日をふたりで過ごしなさいと提案。ふたりはギリシャの街へと出かけるが・・・・。
<感想>
あぁイーサン・ホークがやっぱり好き♪
なんでだろう?もうこれは「どこが?」と聴かれても言葉で説明できない本能的な部分で好きなんだと思います。
好きなラブストーリーを挙げろ!と言われたら1番は「ビフォア・サンライズ(恋人までの距離)」。そう、本作の第一弾!
いまだにコレを越えるラブストーリーはありません。
1994年パリ行きの電車の中で偶然出会ったジェシーとセリーヌ。その日のうちに恋に落ちたふたりは、1年後の同じ日、ここで、1年後も同じ気持ちなら会おうと約束して別れます。今のようにケータイもネットもない時代のお話。1年後、その場所へ行ったジェシー。来なかったセリーヌ。9年後に再会したふたり。シングルのセリーヌ。しかしジェシーは結婚し、子どももいた。しかしふたりはもう離れられない雰囲気に・・・・
その9年後、40代の子育て真っ只中の日常に追われる生活をしている夫婦なら絶対に「わかる!」内容のもめ事がメインです。映画の中で繰り広げられる会話は、男と女の考え方の違いがリアルに伝わる内容でした。
このシリーズ(あえてシリーズと言っちゃう)が好きなひとは、今回も裏切られません!そのぐらいずっーっと会話、会話、会話の映画です。
「結婚」「生活」は甘いだけのものではないってこの映画を観ててもわかります。だからって簡単に終わらせるものでもありません。
偽りなく歳を重ねた姿を見せているジュリー・デルピーとイーサン・ホーク。ふたりの自然体の姿が、この作品をよりステキなものにしていると私は思います。このふたり、ほんとうの夫婦じゃないかと思うほどに息の合った関係に見えます。
9年後のふたりを、また見たい思わせてくれる素晴らしい映画です。
コメント待ってます♪