2010年/米 監督:ケニー・オルテガ 振り付け:トラビス・ペイン |
<STORY>
2009年6月25日、世界中に衝撃が走ったマイケル・ジャクソンの突然の死により、幻となったロンドン公演“THIS IS IT”。本作は、死の直前まで行われていた長時間に及ぶリハーサルを記録した映像を基に、今回のステージでクリエイティブ・パートナーを務めていたケニー・オルテガ自ら監督として幻の公演を再現する音楽ドキュメンタリー。
<感想> 評価 No judgment
BDの中にいるのは本物のアーティストです。
音の細部にこだわり、動きの細部に心を配るアーティスト:マイケル・ジャクソンが存在しています。
MJはここ15年ぐらい、スキャンダラスなことでしかクローズアップされてきませんでした。だから、2009年7月にラストコンサートをすると発表された時も、期待感はありませんでした。正直、歌えるのかな?踊れるのかな?と思いましたしね。
実は3年前にマドンナのJAPAN LIVE(IN京セラドーム)へ行きました。そのとき、マドンナのライブはクオリティーは保っているけれど、私が好きだったマドンナとはほど遠いステージでした。年月を重ねているワケですし、時代も変わりました。マドンナが目指す方向性も変わったのでしょうけれど。
そう言うベースがあったので、MJのラストコンサートもCGを使ったり、MJ以外のダンサーが中心になったり、ヴォーカルも口パクっぽい雰囲気なんじゃないだろうか?と想像していたワケです。
そんな時の突然のMJの急逝。
改めてアルバムを聴いたら、どれだけ素晴らしいヴォーカリストだったかと言うことを再確認しましたし、20年を越えても古さを感じさせない楽曲の素晴らしさを知りました。
youtubeでは懐かしいMusic videoを検索してはダンスを観ました。
今日観た「THIS IS IT」の中には素晴らしい歌声とキレのあるダンスを披露するMJがいました。その姿は私の想像を遙かに越える歌唱力と、ダンサーの目も釘付けにするほどのダンスパフォーマンスでした。
MJは終わってなんかいなかったんだ。
MJは変わらないクオリティーで音楽とダンスを愛していたんだ。
胸が熱くなりました。
それと同時にこんな素晴らしいアーティストがこの世にもういないことが惜しくて哀しくて仕方ありません。
MJが存在してくれたこと、映像を残してくれたこと、楽曲を残してくれたことに感謝します。
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