2000年/独・米 監督 :ヴィム・ヴェンダース CAST: ミラ・ジョヴォヴィッッチ、ジェレミー・ディヴィス、 メル・ギブソン 第50回ベルリン映画祭・銀熊賞受賞 |
<STORY>
L.Aの下町にある安っぽいホテル・ミリオンダラーホテル。そこにはドロップアウトした極貧の連中が住み着いていた。ホテルの住人のひとりトムは正直だが、知的障害のためにミリオンダラーホテルの住人からも更に蔑みの目で見られており、住人はトムを”トムトム”と呼んでいた。そんなホテルである日、トムトムの親友イジーが自殺する。
イジーは実はメディア王の息子であり、イジーの父親の依頼でFBI捜査官のスキナー(メル・ギブソン)が自殺の真相を探ろうとミリオンダラーホテルに来たのだが・・・。
<感想> 評価 ★3
この映画の世界に感情移入できるかどうかで好き・嫌いが変わる映画だと想う。残念ながら私の評価は低い。
主人公のトムトムにもエロイーズにも入り込めずに、終わってしまった映画になった。
映像もセリフも詩的。「感覚」で観る方が楽しめるようだ。
冒頭の朝焼け!?の中のシーン。意味が理解できないままStoryがはじまるが、この映像がラストにリピートされることにきっと意味があるのだろう。『ナゼ、イジーがホテルの屋上から事故で飛び降りたのか』を追求しながら話しは進むが、イジーは自殺目的だったのか・殺されたのかをスキナー捜査官が追求していく。
この手の映画によくある真相がわからないまま終わるではなくて、最後に真実がわかるように作ってあったことは宙ぶらりんで終わる映画より魅力があると私は思う。
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