1990年/スペイン 監督 :ペドロ・アルモドバル CAST: ビクトリア・アブリル、アントニオ・バンデラス ロレス・レオン、フランシスコ・ラバル |
<STORY>
食事と休息を得るために、精神病を装って病院の入退院をくりかえす男リッキー(バンデラス)。ある夜、リッキーはひとりの女性に恋をする。彼は彼女と結婚して、まともな生活に戻ることを決意し退院をする。彼が相手に選んだのは、ポルノ女優のマリーナ(アブリル)だった……。
<感想> 評価 ★2
題名でエロテックストーリーを想像するだろうが全くその要素はなく、むしろマリーナを愛するリッキーが一方的な愛情を犯罪の手段を使って強要する男の純愛を描いた作品。だけどちっとも危険な香りがなくあっけらかんとしたストーリー展開はまさにスパニッシュ映画独特。
設定はあり得ないし、展開もマジ?って感じ。あのセクシーバンデラスも粘っこさもゼロの爽やか青年で驚き。それでも最後まで見せる力はアルモドバル監督だからか?
アルモドバル監督は不思議な愛の形を描くことが多いが、この作品もその1つと言えるだろう。音楽もなかなか良くて想像と全く違っても103分、意外にも楽しめた。
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