2004年/米 監督 :オリバー・ストーン CAST: コリン・ファレル、アンジェリーナ・ジョリー、 ヴァル・キルマー、アンソニー・ホプキンス、 ジャレッド・レト |
<STORY>
紀元前356年、当時急速に力をつけてきたマケドニア王フィリッポス(ヴァル・キルマー)とその妻オリンピアス(アンジェリーナ・ジョリー)の間に息子アレキサンダーが誕生する。やがてアレキサンダー(コリン・ファレル)はたくましく成長するが、フィリッポスとオリンピアスは激しく対立するようになってしまった。後継者争いの思惑が交錯する中、フィリッポスは何者かに暗殺され、アレキサンダーは20歳にしてマケドニアの王位を継ぐことになった。アレキサンダーはローマに征服された都市を次々と制圧していき、古代都市バビロンをも手中に治めることに成功した。しかし、アレキサンダーはさらなる東征を敢行、アジア諸国まで貪欲に制圧していく。まるで神話の神々が成し得なかったコトを、やり遂げるかのように。しかし、長い遠征生活で部下の士気は落ちていき、アレキサンダーは孤立していく…。
<感想> 評価 ★3
2004年のゴールデン・ラズベリー賞(ラジー賞)を6部門も受賞してしまった作品。
2時間53分の超大作。私のイチ押しコリン・ファレルの主演。助演にノリにノッてるアンジーのキャスト。監督はオリバー・ストーンで歴史大作スペクタル!・・・フツー期待する。評判悪くてもコリンだし。だけどしっくりこない。コリンの過去作品は主役を食ってしまうほどの強さがあるのに大作の主演「アレキサンダー」では気の抜けたコークみたいなのだ。
いつものように心に迫ってこないのはナゼだ~?金髪が似合わないと言われるが金髪が悪いんじゃないだろう。コリンならもっと激しく情熱的でかつセクシーなアレキサンダーを演じれるはずなのにそれが空回りしてるからだ。
前半のガウガメラ戦。戦いに挑む兵士の前で士気を高める演説をするシーンも堂に入っているのにぐっとこない。映画に熱中していない分、王が部下の士気をあげるシーンならL.O.Rのアラゴルンの方がセクシー♥なんて思ってしまった。
カリスマのアレキサンダーを見せるのしても、人間:アレキサンダーを見せるにしても見せ方が中途半端なのではないだろうか。そんな中での収穫がアレキサンダーが唯一心を許すヘファイスティオンを演じた ジャレッド・レト♥ 彼がこんなに美しい瞳を持ちセクシーな表情をするとは思わなかった。彼が過去に出た「パニック・ルーム」では印象が薄かったのに。(「ファイト・クラブ」にも出演してる)結婚すると告げるアレキサンダーを黒い大きな瞳をウルウルさせて見つめるシーンはちょっと良かった♪ 私的にはアレキサンダーとヘファイスティオンがホモセクシャルでも全然OK。
この映画、長いしだらけるし、ワケわからないしの3重苦なのは嘘ではない。
同じギリシャ歴史映画と比較するなら「グラディエーター」のマキシマスを演じたラッセル・クロウの男の強さと哀愁に足りず、
「トロイ」でアキレスを演じたブラピなみの肉体美もセクシーさも感じられずのコリンであった(残念)。
コメント待ってます♪