2005年 アメリカ 監督:マイケル・ベイ CAST: ユアン・マクレガー、スカーレット・ヨハンソン、 ジャイモン・フンスー、スティーブン・ブシェミ、 ショーン・ビーン、マイケル・クラーク・ダンカン |
<STORY>
近未来。大気汚染から守られ、管理の行き届いた安全で快適なコミュニティで暮らすリンカーン。彼やその他の住人にとっての夢は、地上最後の楽園といわれる“アイランド”へ行くこと。そしてその抽選会が毎日のように行なわれていた。だがある日、リンカーンは換気口から入ってきた一匹の蛾を見て、ある疑念を抱く。やがて彼が独自に調査を進めるうち、自分たちは保険契約を結んだクライアントへ臓器を提供するために生かされているクローンで、“アイランド行き”の名の下に臓器を摘出される、という事実を知ってしまう…。
<感想> 評価 ★4
予備知識なしで観ても分かりやすいStory。むしろ、予備知識なしで観た方がおもしろい。(CMでネタバレさせ過ぎてると思う)
前半はリンカーンが抱く疑惑が明らかになるごとに引き込まれていくサスペンスタッチ。スティーブン・ブシェミが脇役として今回もいい味を出している。しかし、後半は「生きること」「生きる権利」を問いたかったのか急激に失速。派手なアクションシーンがたくさんあるのに、入り込めずに終わってしまった。でも、飽きることはなく観ることができた。
ネタバレ含む ↓
クローンを題材にした映画は他にもあるが、本作品ではクローンが悪者ではなく、植物のように扱っていたクローンに魂が存在。彼らの生きる権利は?と言うテーマに触れている。クローンを扱う会社と契約し、自分のドナーを作成、保存しておくなんて設定は近未来に本当に起こっていそうで興味を惹いた。おもしろい設定に、近未来、そしてクローン・・似たような設定が過去にもあったからか、どうも新鮮味がない。緊張感があり、テンポ良く進むしアクションシーンも派手で迫力があるのに、何か足らない。オリジナリティーが感じられないからか?と、言いながらも最後まで見た。
ラストシーン、現実社会に出てしまった自分のクローンはどうなるのだろうか?仲良く共存なんて絶対ムリだぞ?そこを放置のまま。不満が残った。
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