1999年/米 監督 :ローディ・ヘリントン CAST: キューバ・グッティングJr.、トム・ベンジャー、 エリック・ストルツ、マリアンヌ・ジャン・バチスト |
<STORY>
敏腕弁護士として名をはせていたローソン・ラッセル(キューバ・グッティングJr.)は、有罪ではないかと言う疑いの晴れない娼婦殺人事件の弁護を引き受け、弁護士として被告人であるサーマン(エリック・ストルツ)を無罪にしようとするが良心の呵責に耐えかね弁護を降りることを決心し、判決当日、サーマンの証言の嘘を陪審員の前で暴露する。その結果、弁護士会からの圧力によって弁護士の資格を永久に剥奪されてまう。職を失ったローソンはフロリダに居住を移し貸ボート業を営みながら、小説を書こうとしていたが、なかなか書けない。そんなある日、ボートを借りて釣りに出る老人=マーローと出会う。マーロー老人と意気投合したラッセルの元へ翌日現れ、老人の書いた処女作だというという小説を預かるが、老人はその後死亡してしまう。ラッセルは悩んだ末、老人の書いた小説を自分の名前で発表し一躍有名になってしまう。しかし、その小説とまったく同じ事件(5人の弁護士の殺人事件)がおこり、ローソンは逮捕されてしまう。
<感想> 評価 ★2
storyもcastもB級の映画ではあるが、設定なかなかおもしろい。作品の中で引用されている言葉や人物が何かをもじっているし、演劇の世界を知ってる人が見ると、きっとおもしろいだろうと思う。例えば・・・、シェイクスピアが出てきたり、話しの大筋に『ファウスト』が出てくる。後半、犯人の口からも「ファウスト」「マクベスク」が出てくる。
事件の発端となった老人がボートを借りて釣りをする場面では、『老人と海』が登場したり、バーでダイキリを注文した老人にバーテンダーから「ヘミングウェイですね」という言葉もある。
映画の中で、老人宅を訪れるラッセルと会話を交わす警官の名前が「ゲーテ」だったり、
なかなか演劇を知ってる人ならそういう意味で楽しめると思います。
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