2004年/米 監督 :スパイク・リー CAST: アンソニー・マッキー、ケリー・ワシントン、 エレン・バーキン、モニカ・ベルッチ |
<STORY>
エイズの特効薬の開発会社に勤めるジャックは、一流大学を出て管理職として活躍するエリート。しかし企業の不正を知り、内部告発をしたことから会社をクビになり、無一文になってしまう。そんな彼の弱みを知って、かつての婚約者で今はレズビアンの彼女がいるファティマが、彼に「種付け」の依頼をしにやってくる。嫌々ながらも、ファティマに未練があるジャックはそれを引受けた。ところがその噂が広まり、1回1万ドルという高額な報酬と引き換えに、子供が欲しいレズビアンたちがジャックのもとへ次々と押し寄せて来る。
<感想> 評価 ★3.5
DVDの新作情報でこの作品を知った時、エロテックシーンにあえぎ声、「女が求めるのは、超一流の遺伝子」のキャッチコピー。その上、邦題が「セレブの種」と紹介されたので、てっきりお下劣なB級映画か?と思ったのだが監督が「25時」「インサイドマン」のスパイク・リーだと言う。スパイク・リーならB級作品ではないだろうと鑑賞。
結果、新作情報で描かれているイメージとは全く違う硬派な社会派映画だった。そりゃ、そうだ。スパイク・リーが監督なんだから。
スパイク・リーらしい企業の不正、内部告発、人種差別、同性愛への偏見といった社会批評が隠し味のように散りばめられつつ、重くならないようにコミカルに進む。また、社会風刺以外に黒人であるジャックの状況、父・母との関係など「家族」を描いている。見終わった時、ナゼか温かなキモチになった。
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