2002年/スペイン 監督 :ジャウマ・パウロ CAST: アンナ・パキン、レオ・オリン、 ジャンカルロ・ジャンニーニ、イアン・グレン、 フェレ・マルチネス |
<STORY>
スペイン郊外の森で子供たち7人の失踪事件が発生。それから40年後、ある一家が事件のあった地に引っ越してくる。だが、引越し後まもなく長男ポールは暗闇を異様に怖がり、父親マークは持病の神経症を再発してしまい暴力的になることが増えていた。長女レジーナは、家族の変化は家に原因があるのではないかと思いBFのカルロスに家について調査を頼むが・・・。
<感想> 評価 ★3
子供の頃、何故だか怖かった<闇への恐怖>をベースにしたスパニッシュホラー。
ソフト系ホラーなので残虐なシーンはあまりなく、神経を逆なでするような金属音とともに時折差し込まれる鮮烈なイメージの過去のフラッシュ・バックと、恐怖の源がはっきりしないのに次々見つかる薄気味悪い写真や蛇のドーム・・・、気配にビビるホラーと言う感じ。
98分。程良いスピードで観ている側に状況把握と何故にこんな状況に陥るのかを見せる。
中盤、宗教的なことが絡んでの事象だって説明があるが、そんな理由づけなどなくても良かったような気がする。想像した通りの展開で進むようでいて、意外な展開もあり、ラストの混沌とした感じ・・・なかなか上手い映画だ。
終始ダークな映画の中で娘のレジーナ役のアンナ・パキンが知的で健康的で行動力のある愛らしい娘を好演。存在が良かった。
ただ、スペイン映画なのに前編英語と言うところが惜しいなと思う。
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