2006年/米 監督 :トニー・スコット CAST: デンゼル・ワシントン、ポーラ・バットン ヴァル・キルマー、ジム・カヴィーゼル |
<STORY>
ニューオリンズ、ミシシッピ川を運行するカーフェリーが爆発し、543名の犠牲者を出す大惨事が起こる。ATF (アルコール・タバコ・火器局) の捜査官ダグ・カーリン は、フェリー爆破の捜査に加わる。そこで現場近くの水辺で発見された女性の検死に立ち合った時に奇妙な感覚に捕らわれる。((私は彼女を知っている!?))と。死体の名はクレア。クレア死体の状況から考えて彼女がこの事件の鍵を握っていると考えたダグは捜査を進めていく
<感想> 評価 ★4弱
これから見ようと検索し、このコラムを読もうとしているならこれ以上読まないことを勧める。この映画は詳細を知らない方が絶対楽しめるから。
多くのご都合主義と、多くの矛盾を抱えている作品であることは間違いないが、フェリーが爆破に至るまでの緊張感と爆発シーン、過去と現在の映像がダブったまま疾走するカーチェイスなどが面白く、気がつけば引き込まれてしまう。製作:ジェリー・ブラッカイマーの力技に斬新さはないけど、十分楽しませてもらえたので、それでNo problemだ。
時空間をいじる映画はどうしても矛盾が生じてしまいがちだが、映画の冒頭~前半までのシーンがラストでカチッと合いだし気持ち良かった。
デンゼル・ワシントンは安定感のある素晴らしい演技で魅せてくれるし、犯人役のジム・カヴィーゼルの目つきは愛国主義にラリってる感が伝わる不気味さ。役作りなのかポチャとしてしまったヴァル・キルマーもいい役どころで出ていました。
余談ではあるが、本作の舞台は2006年にハリケーンで大打撃を受けたニューオーリンズ。
映画の中でも被害のあとの街が出てくる。
アメリカは映画を撮影することで被害を受けた地元に活性させたりするんだなー。
映画のラストでニューオーリンズの方々へのコメントも入れられていた。
コメント待ってます♪