光母子殺害事件に死刑判決

以前、最高裁に差し戻しされたこの事件について、
死刑反対弁護団が急遽結成され、今までの殺害動機などを
覆すような弁護をしたことで、blogにも私の意見を書いた。
そんな経緯から、この裁判を最後まで見守りたいと思っている。
今日は、差し戻し審の判決の日。
「死刑判決」が出た。
「死刑制度」について、私は賛成ではないが、反対とも言えない。
持論を論ずるクセに曖昧じゃないかと言われるなら、
今の日本の裁判制度の中で、「無期懲役」の次の重刑が「死刑」であるのなら
死刑を肯定せざるを得ないと思っている。
こんな残虐な事件を起こしておいて、最重刑に処されないんじゃ
殺された者も、遺族も納得できないし、浮かばれないじゃないか！と思う。
そして、これほどまでに残虐な事件を起こしておいて、無期刑なんて
今後の抑止力にもならないと思う。
今の刑のシステムで考えるなら死刑判決は妥当ではないだろうか。
弁護団はまた上告するらしい。
上告すると言うことは、弁護団だけが決めたんじゃないだろう。
つまり、元少年とされる被告人も「上告」、つまり刑の軽減をを求めていると言うことではないか。
生きて償いたいと思っているのだろうか？
自分のやったことについてはどう思っているのだろうか？
ご遺族には申し訳ないけれど、被害者となってしまったおふたりが
裁判員制度が始まろうとしている現在に、
裁判について、量刑について問題提起をしてくれたのだと思う。
最後まで判決をみていきたい。