チーム・バチスタの栄光   海堂 尊 著

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20090507_690622 <あらすじ>

~ 上巻より ~
東城大学医学部付属病院の”チーム・バチスタ”は心臓移植の代替手術である
バチスタ手術専門の天才外科チーム。ところが原因不明の連続術中死が発生。
高階病院長は万年講師で不定愁訴外来の田口医師に内部調査を依頼する。
医療過誤死か殺人か。田口の聞き取り調査が始まった。
第4回「このミステリーがすごい!」大賞受賞、一気にベストセラー入りした
話題のメディカル・エンターテイメント。

<感想>
「このミス・・」大賞作品で、単行本が本屋に平積みされている時から気にはなっていた小説だったが、
医療関係者であるが故に(しかも心臓外科は特に専門だった)どうも読む気にならず、
そうこうしている内に映画化までされちゃって。
だけど、私の好きじゃない役者が原作を変更してまでキャスティングされてたもんだから
益々遠ざかっていたのだけど、ある情報番組に原作者で現役の医者である≪海堂尊≫氏が出演。
現在医療の現状、Ai(死亡時画像病理診断)について意見を述べられているのを聴き、
共感できる部分を発見、今回読破することにした。
読み始めてすぐに「コレはおもしろい!」と。
そして、結末は私の予想を裏切りました。
医療業界にいるのに、ココに気づかなかった自分を多少責めつつも、Aiの重要性を実感。
私が過去に出会った症例の中にもAiで死因が特定されたものがたくさんあっただろうなーと。
小説的には専門用語が多く出てくるし、文章力的にも弱いところはあるものの、
登場人物のキャラが立っているので、人間模様としても楽しめた。
実は、読み始めた時に、桐生助教授=吉川晃司のイメージが強かったので、
だったら、映画の配役を想像して読んでみようと思い、実行。
読み進めにくい場合はこの方法が以外とお勧め。
読み終わって、映画も見たくなってしまった。

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