「ウィキッド」大阪公演 ★4回目

劇団四季観劇記

20100320_1504479<キャスト>
グリンダ:苫田亜沙子、エルファバ:木村智秋、ネッサローズ:勝間千明
マダム・モリブル:中野今日子、フィエロ:岡田亮輔、ボック:伊藤綾祐
ディラモンド教授:雲田隆弘、オズの魔法使い:飯野おさみ 
男性アンサンブル:賀山祐介、三宅克典、須永友裕、成田蔵人、
         花沢翼、山田真吾、町田兼一、松尾篤、清原卓海
女性アンサンブル:石野寛子、孫田智恵、小野さや香、間尾茜、増山美保
         花田菜美子、小澤真琴、西浦歌織、織田なつ美

実は今回は「ウィキッド」への期待感が薄れている自分がいました。
正直、(もういいかな)って気持ちに。
”いい席で観る”と言うのが私のポリシーなので、チケットは去年の秋にゲットしたものですからテンションが下がっていたのかも知れません。もう3度みた公演ですから新鮮味も少ないですしね?
とは言え、ミュージカルと四季は私の元気の源。
大好きなので誰かにチケットを譲る気持ちにはなりませんから楽しみにはしていました。
まぁ関西には2つしか劇場がなく、1年以上「ウィキッド」(大阪)「美女と野獣」(京都)のみの公演が続いているので観劇に少々飽きていたって部分もあったのかも知れません。

しかし!やっぱり「ウィキッド」すごい!です。裏切らない!

新しくキャスティングされた木村エルファバ、岡田フィエロ、勝間ネッサの完成度にも問題はなく、十分納得できるものでした。
毎回思いますが、いつ見に行っても(今日はサイテー)と思うことがありません。
いつも及第点以上の公演を見せてもらえます。
毎日同じ公演を続けながらもテンションを維持して演じられていると言うキャストの方のプロ意識の高さに感動します。
昨年の10月に観た苫田グリンダが戻って来られました。
やっぱり苫田さんのグリンダ、好きです
エルフィーとフィエロが新キャストなだけに苫田グリンダが締めるところは締めると言う印象でした。
初見の木村エルファバ。
江畑エルファバと近い雰囲気を持っていますが木村エルフィーの方が女性的かな。
高音の伸びは一品です。ウワサ通りの歌唱力。申し分ありません。
1幕の終わり「自由を求めて」では私、身体が震えてしましました。
ナゼだかわかりませんが私の琴線に響くものがあったんでしょう。
キャストと言うのは相手役の人とのバランスも大切だと思います。
それを考えてなのか、たまたまなのか岡田フィエロは若く学生って感じなので江畑エルフィーとは合わない感じです。
木村エルフィーにキャストを変えたのは良かったと思いますね。

初見の岡田フィエロ。
容姿に問題なし。背が高く、足が長く、王子さま役もこなせそうです。
歌唱力も大きく問題があるとは思いません。
ま、フィエロ役の見せ場は少ないので、違う演目で主役を張るとなるとまだ弱い部分もあるとは思いますがフィエロ役には問題なしでしょう。
なんせ、公演が終了し、挨拶に出てきた時の岡田くんが初々しくて、きゅんとなってしまいました
アンコールの時、お客さんが盛り上がり、鳴りやまない拍手や、口笛があり、3度目くらいからはスタンディングオベーションが起こったせいもあったのか、照れくさそうに、はにかんで出てくるフィエロに釘付けになってしまいましたコレは予定外(爆)
素の岡田くんが見えたからだと思います。こう言う新鮮な雰囲気を持っている人です。
カレの名前をネットで検索をしたら、ケイダッシュ所属で劇団四季団員じゃないとわかりました。何となく納得する私。しかも、2006年6月~11月まで大阪であった「マンマ・ミーア」でスカイを演じてたって言うじゃないですか!知らなかったなぁ~
私が見に行った時はカレじゃなかったなぁ。

そしてこれまた初見の勝間ネッサ。
彼女は昨年の10月に大阪で「ウィキッド」が始まって以来、アンサンブルで活躍していたキャストです。その勝間さんがネッサに抜擢なんてうれしいことです。
前回、山本ネッサがボックへの気持ちを歌うシーンに感動しましたが、今日はそこまでいかず。歌ってほんとうに微妙なものですね。
感情が歌声に乗り移ると言うのを四季を体感したことのひとつです。
最後に飯野オズの魔法使い。アイーダのゾーザーでお会いしたのは1ヶ月ほど前。
大阪へようこそって気分ですね。これで3人のオズの魔法使いを観ていますが、栗原さんが好きだなー。リターンして来て欲しいなぁ。
次回は4月24日の予定。木村エルフィーをもう1度味わいたい。岡田フィエロの成長が楽しみです。

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