2006年/米 監督:イーサン・ホーク CAST: マーク・ウェバー、カタリーナ・サンディノ・モレノ、 ローラ・リニー、イーサン・ホーク |
<STORY>
ニューヨークに暮らす俳優の卵、ウィリアム。気ままな毎日を送る彼はある日行きつけのバーで、ミュージシャンを目指してニューヨークに出てきたばかりの女性、サラと出会う。自分でも不思議なほどサラに心奪われてしまったウィリアム。サラもまた彼に惹かれていくが、過去の辛い失恋の記憶が彼女を臆病にしてしまう。そんな時、ウィリアムはサラをメキシコ旅行に誘う。暑い情熱の地で2人はついに結ばれ、結婚まで誓い合うのだったが…。
<感想> 評価 ★2.5
イーサン・ホークの自伝的小説を自らメガフォンをとり映画化した青春恋愛映画。
面白くはないだろうと思いつつ、イーサンファンがゆえに鑑賞。
やはり評価は★2が限界。
ベースは2002年にイーサンの処女小説として出版された小説。
それをイーサン自らが監督し映画化。
イーサン曰く、完全な自伝作品ではなく、自分の人生のメモワールであり、人生に起こったことことからディテールを取り入れて作ったフィクション作品と発言。
とは言え、ウィリアムの雰囲気、発言なんかがイーサンを思い出させる。これが20,21歳の頃のイーサンなんだなと想像しながら観た。
内容は完全な青春恋愛もの。
出会った瞬間からサラに惹かれ、どんどんのめり込むウィリアム。サラも一時はその恋愛に溺れるが、恋にのめりこむことが怖くなり、カレと距離をおくようになるサラ。そのサラの気持ちが理解できずに自制心を失って壊れていくウィリアム。
しかし、ウィリアムはそうなったことで自分の中で離婚し会うこともなくなった父親の存在と向き合い、再生していくと言った感じ。
実際、イーサンも5歳の時に両親が離婚し、各地を転々とし14歳で俳優デビューをしている経緯がある。そのあたりもウィリアムとかぶる。
また、映画の中でウィリアムの父親としてイーサンが登場。ウィリアムの母親はローラ・リニーが演じている。
監督イーサンはインタビューで映画の中のセリフで1番気に入っているのは
サラがウィリアムの言う
「あなたの心は、私と出会う前に壊れていたんじゃないの?」
だと言う。これは原作にはない言葉だけど、この物語の核心を突いていると発言。
イーサンファンじゃないと見れない作品かも。
個人的にはウィリアム役はもっとイーサンに似た俳優でやって欲しかった。そしたらもっと感想も違ったかも・・・。
これを観たらイーサンの「リアリティ・バイツ」をもう1度観たくなっちゃった。
イーサン、老けたけど好き
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