2004年 / 香港 監督:ウォン・カーウェイ CAST: トニー・レオン、木村拓哉、コン・リー、 フェイ・ウェイ、チャン・ツィイー、 カリーナ・ラウ、チャン・チェン、マギー・チャン |
<STORY>
1960年代の香港。新聞に記事を書く作家チャウ(トニー・レオン)は、チャンにフラれて以来捨て鉢になり女から女を渡り歩くような毎日を送っていた。チャウは香港の滞在ホテル「2047号」に住みながらそのホテルで見るもの、聞くものを勝手に自分の小説”2046″に登場させていく。その小説は“失われた愛”を取り戻そうと“2046”という場所を目指してミステリートレインに乗り込んだ男女を描いた小説だった。
<感想> 評価 ★3
非常に評判が悪かったので覚悟していたがそれが効をなしたか意外に良かった。大人の映画。排他的な切なさとやるせなさが充満している。できるなら2度見た方が理解できるだろうが映像優先の作りなので間延びしていてスピーディーさがない上、主人公達の状況を表情、仕草で理解しないとイケナイ分だるいためもう観ることはないだろうなぁ・・・と。 映像は本当にキレイ。まるで1枚の絵ハガキのようなレイアウト、香港独特の色彩。そもそもこの映画は「花様年華」と「欲望の翼」と言う前2作の続編と言うことらしい。前作を知らなくてもSTORYはわかるけれど観ているとより理解しやすとは思う。(私は「花様年華」しか観ていない)映像は「花様年華」的。 また、本作品でキムタクが国際俳優デビューを果たした。しかし残念ながらこの映画はキムタクの映画ではない。「トニー・レオン」の映画だ。トニー・レオンファンは必見トニー演じるチャウはツィイーとの関係の中で相手が自分を束縛しようとすると離れる。「遊びの関係」を演出する。冷徹でつかみ所がないのにたまらなく優しく魅力的な男。・・・・チャウは間違いなくB型♂だ(笑)。ツィイーとトニーのシーンがなかったら観るところなしと私は言い切ってしまう。 STORY的には過去と現実と小説の中に想像する近未来Storyが交錯しながら進んでいく。それゆえ難解といわれるのかもしれないが私ははそうは思わなかった。 キムタクは現在部分に少々と未来部分に登場する。しかし終始日本語。ん~@残念と言う感じだった。
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