2009年 / カナダ、仏、米 監督:アトム・エゴヤン CAST: アマンダ・セイフライド、ジュリアン・ムーア、 リーアム・ニーソン |
<STORY>
産婦人科医キャサリンと、大学教授のデビッドは長年連れ添った夫婦。息子と3人で平穏に暮らしているが、夫の携帯電話に女性の写真をみつけたことから、キャサリンは夫の浮気を疑い始め、精神状態が不安定になる。偶然出会った美しい娼婦のクロエに、夫を誘惑させ、その模様を詳細に報告するよう頼むが、そのことは、キャサリンを後戻りできない危険な世界へと導いていくのだった…。
<感想> 評価 ★3
ふむ・・・・。
メイン俳優陣が素晴らしいからこそあり得た作品じゃないだろうか。
ジュリアン・ムーア演じるキャサリンが、夫に自分の感情を伝えるシーン。50歳前後の女性が持つ大半の感情が凝縮されているようだった。あのシーンがあってこそ深みが出たんじゃないかな。
娼婦:クロエに夫を誘惑するように頼み、報告を受けては嫉妬に苛まれることなどMでない私にはあり得ない話であり、理解を越える設定ではあったけれど、それなりの見れたのは、やはりジュリアンの演技力だと思う。
R15。官能シーン若干あります(笑)
以下、若干のネタバレあり
あらすじで語るほど単純な内容でないことは見ているうちにわかった。では、アマンダ演じるクロエの本当の目的は何なのか?・・・最初からキャサリンだったワケだ。
キャサリンもクロエに何か惹かれるものを感じたからふたりは近づき、出会い、秘密の共有をする。しかし、キャサリンはレズではない。クロエとの一夜もデイビッドに対する激しい嫉妬の裏返しでしかなく、クロエとの関係の継続などはありえないこと。しかし、クロエは最初からキャサリンと特別な関係になりたかったワケだ。恋愛関係の継続を望むクロエ。キャサリンにとっては心の迷いのときで出会ったただの相手。違う意味で切ない恋愛映画と言えるのだろう。ま、形がストーカーチックだが。
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