書籍評 桐野夏生

グロテスク 桐野夏生 著

投稿日:2010-03-04 更新日:

<あらすじ>
光り輝く、夜のあたしを見てくれ。堕落ではなく、解放。敗北ではなく、上昇。昼の鎧が夜風にひらめくコートに変わる時、和恵は誰よりも自由になる。一流企業に勤めるOLが、夜の街に立つようになった理由は何だったのか。『OUT』『柔らかな頬』を凌駕する新たな代表作誕生。

<感想>
題名「グロテスク」は何かにこだわる事で他が歪(いびつ)になっていく様を表現したのだろうか?本文は、登場人物が誰か(警察!?)に回顧録のように話しかけている表現で書かれていたり、日記でなりたっている為、文章力がないように感じられ、その点読みづらいが、最後に真相がわかるのではないかとただ読み進んでしまう魅力はある。
私は女なので、コンプレックスが土台になり、グロテスクの世界に入り込むことはあり得ると思う。
理想の自分を作るために自壊していく様はまさしくグロテスク。

-書籍評, 桐野夏生

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