死神 篠田節子 著

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<あらすじ>
8編の短編小説。
市の福祉事務所に勤めるケースワーカーの仕事はひと筋縄ではいかない。
難病、家庭問題、労働意欲の喪失、そして犯罪・・・
社会の基準からはみだした『弱者』にとって最良の道とは何なのか?
日々模索するワーカーたちの奮闘と遭遇する事件(ケース)を通して、
現代社会が抱える暗がりと人間本来の強かさを描ききる連作集。

<感想>
短編集としてはかなりおもしろい。
ケースワーカーの目をとおしての小説とは、
彼女のOL時代が反映されているわけだがいい題材だと思う。
福祉を受けるべき権利は日本国民には全員にある。
しかし、一生懸命に生きてきた老人が身内をなくし
天涯孤独になり福祉のお世話になるというのばかりでない。
仕事も努力もしないで福祉のお世話になり生きているひとも多い。
理不尽だと感じながらも見放すことのできないケースワーカー・・・。そんな話である

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