書籍評 白石一文

一瞬の光 白石一文 著

投稿日:2009-07-05 更新日:

<あらすじ>
38歳という若さで日本を代表する企業の人事課長に抜擢されたエリート・橋田浩介。彼は、男に絡まれていたところを助けたことがきっかけで、短大生・中平香折と知り合う。社内での派閥抗争に翻弄される中、
橋田にとって彼女の存在は日増しに大きくなっていった。橋田は、香折との交流を通じて、これまでの自分の存在意義に疑問を感じ、本当に大切なことを見いだしていくのだった。混沌とした現代社会の中で真に必要とされるモノは何かを問う、新たなる物語。

<感想>
彼の作品は3冊目。
今回も非の打ち所のない東大卒・ハンサムで仕事ができる「3高」どころか「一体何高?」
とツッコミたくなる程完璧な条件の男が主人公。彼をはじめとして、彼の彼女や
ただひとりの親友まで「それはないでしょう~」とツッコミたくなるような設定なのに、
理屈ではないパワーを本書からは感じ、580ページもの厚さの本にも関わらず、
ぐぃぐぃ引き込まれ読んでしまった。そして・・ナゼか心にじわ~っと来てしまった。
「人を愛すること」「生きていくこと」「仕事について」など橋田浩介という男を通じて
彼の人生の一瞬を体験できた気がした小説。
「僕のなかの壊れていない部分」「不自由な心」同様、哲学的な表現が多く、
どうもひねくれた印象があるがそう言うのも平気っと言う方には勧める。
男が読んだ感想を聞きたいと思う。

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