書籍評 貫井徳郎

光と影の誘惑 貫井徳郎 著

投稿日:2009-04-06 更新日:

<あらすじ>
銀行の現金輸送を襲え。目標金額は一億円。
平凡で貧しい日常に鬱屈するふたりの男が出逢ったときに、悲劇の幕は上がった。
巧妙に仕組んだ現金強奪計画。すべてがうなくいくように思えたのだが・・・。
男たちの暗い野望を描く、表題策ほか、平和な家庭を突如襲う児童誘拐事件、動物園の密室殺人、家族の秘密・・など
身本格の旗手が鮮やかなストリーテーリングで魅せる、傑作ミステリー中編四編。

<感想>
「慟哭」を読んで以来、若手のミステリー作家では一目おいている貫井氏の中編小説。
私の見解では、貫井氏は中編小説より、長編小説の方が向いていると思ってる。
今回の作品は中編小説が4編。
1編目ー「長く孤独な誘拐」
2編目ー「二十四羽の目撃者」
3編目ー「光と影の誘惑」。
これは表題作。最初から何かを含んでいるなっと思いながら読んでいて
想像に近い結果だったけれどラストは唖然と言う感じ。
4編目ー「我が母の教えたまいし歌」。この本の中で私が1番いいなと思った作品。
途中で仕掛けられた罠は読めたけど、ソレを最後にバラされる時の爽快感は「やっぱりねぇ~、恐ろしい」っと言う感じ。
重い貫井徳郎を知ってもらうには、やはり「慟哭」がお薦めだけれど悪くない単行本。

-書籍評, 貫井徳郎

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