奥田英朗 書籍評

家日和 奥田英朗 著

投稿日:2007-04-13 更新日:

20090507_690604<あらすじ>
42歳の主婦・晴美は、不要品をネットオークションに掛けたことがきっかけで、ネットオークションにハマり、次々と出展しはじめる。「サニーデイ」
36歳夫の会社が倒産。専業主婦だった妻が働き始め、夫が家事をすることになる。「ここが青山」
離婚寸前の営業マン38歳の正春。妻が家を出てからインテリアショップ巡りに目覚める。「家においでよ」
東京郊外の一戸建て、二人の子供を持つ専業主婦の弘子は、平凡だが幸せな毎日を過ごしていた。ある日自宅を訪れた営業マンに会った夜から、妙な夢を見始める。「グレープフルーツ・モンスター」
イラストレーターの春代の夫は職を変わってばかり。ところが彼が転職するたびにイラストの出来がよくなることに気づく。「夫とカーテン」
42歳作家の夫の妻が<ロハス>に凝りだした。子供ともどもつきあうことにしたものの・・・。「妻と玄米御飯」
それぞれの家庭内の「明るい隙間」を名手が描く短編集。

<感想>
奥田英朗、絶対ハズさない作家だ。
本作品は「ガール」「ララピポ」と似た作風だがどの短編も「優しさ」「温かさ」をベースにしてあり
ほんのり温かに仕上がっている。中でも「サニーディ」は秀作。
中年おぢさんの奥田氏が40歳前後の主婦の気持ちをこれほどまでに的確に理解し、
文章で表現してくれることに感嘆する。
どの短編もラブラブの時期を過ぎ、軽い倦怠期の40代の夫婦が主人公。
決定的な亀裂はないけど、軽いズレはある感じが今の自分とダブって共感してしまった。
 

-奥田英朗, 書籍評

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