書籍評 東野圭吾

幻夜  東野圭吾 著

投稿日:2009-07-28 更新日:

<あらすじ>
1995年、西宮。未曾有の大地震の朝、男と女は出会った。美しく冷徹なヒロインと、彼女の意のままに動く男。女の過去に疑念を持つ刑事。彼女は一体誰なのだ…。

<感想>
東野圭吾は本当に上手い。とにかく引き込まれる。時間がない中で読む毎日なので(この章まで読んだら今夜は寝よう)と思うのだが気づいたら次の章まで読んでいる事が何度もあった。
幻夜は「白夜行」の続編とも裏小説とも言われている。
私は「白夜行」を読まずに先の「幻夜」を読んだが十分読み応えがあった。
さて内容(ネタバレ含む為注意)
美冬がナゼここまでして上を目指したのか?彼女はどこへ行きたかったのか?
結局、その部分の確信を理解できないままに小説を読み終えてしまった。しかもラストはあんな形。雅也の置かれた境遇や雅也の感情が理解できただけにもう少し美冬について深く掘り下げて欲しかった気がする。

 

追記

「白夜行」を読んだ。
「白夜行」は最初から最後まで雪穂と亮司の接点が全くない。
ふたりは何を共有し、どこで連絡を取り合い、ナゼそこまでの関係を結んでいるのか?
それを全く示さない怖さがあった。その分読後、「接点」についての部分を読みたかった気持ちが残った。
逆に、続編・裏小説とも言われている「幻夜」は(接点)を前面に出している。
そう言う読み方をするとまた違った楽しみ方もできるなと思う。

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