風味絶佳  山田詠美 著

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<あらすじ>
・「甘くとろけるもんは女の子だけじゃないんだから」。孫にグランマと呼ぶことを強要する祖母・不二子は 真っ赤なカマロの助手席にはボーイフレンドを、バッグには森永ミルクキャラメルを携え、70歳の今も現役ぶりを発揮する――。
・鳶職の男を隅から隅まで慈しみ、彼のためなら何でもする女、・「料理は性欲以上に愛の証」とばかりに、清掃作業員の彼に食べさせる料理に心血を注ぐ元主婦など、お互いにしかわからない本能の愛の形を描いた珠玉の6篇を収録。
山田詠美が作家生活20年目に贈る贅を尽くした最高傑作。

<感想>
短編集。「間食」「夕餉」「風味絶佳」「海の庭」
「アトリエ」「春眠」の6編。私は「海の庭」と「春眠」が気に入った。
「海の庭」の手を繋ぐ・キスをする・・・セックスすると言う行為のない関係の中に見える
淫靡さを10代の娘の行動と対比させているあたりなかなか・・・と言う感じ。
「春眠」も人が何に惹かれあい、求めるのか・・・と言うのを表現してると思った

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