28年の年賀状交換

日々のつぶやき
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21才の夏に、友だちのちーことふたりで、海外旅行をしました。
バリ島、インドネシア、シンガポールの4泊5日、初めての海外でした。
ツアーでしたが、メンバーは、私とちーこ、そして60代のご夫婦:石崎さんの4人。
お金のないビンボー旅行の私たちに、石崎さんは椰子の実のジュースを買って下さったり、現地で高価なドリアンを食べさせてくださったりと本当に親切にしてくださいました。
石崎さんは、10代の頃に戦争に志願し、スマトラ島へ派遣されていたそうで、その思い出を辿るために、私たちと同じツアーに参加したんだと教えて下さいました。
穏やかなご夫婦との旅行は本当にステキな思い出です。
その旅行以後、毎年年賀状だけは送り合っていましたが、数年前から、娘さんの代筆になりました。
そして今年はご丁寧な石崎さんご夫婦の近況も書いてありました。
おじさんは、91才、おばさんは87才で、今でもお元気に施設で生活されているとのこと。
ハガキには、石崎さんもバリ島旅行は本当に楽しかったとおっしゃっていたと書かれてもありました。

あの旅行から28年が経っています-。
これ以上、娘さんのお手を煩わすにも気がひけますし、正直、石崎さんたちの最期を聞く日が来ることも本意ではないと思いましたので、思い出の写真と共にお手紙を書き、送ることにしました。

一緒に写っているちーこも、もう会うことは叶いません。
私の中でちーこはずっとこのときのままです。
28年間続けてきた賀状はこれで終わりです。
少し淋しいけれど、この終わり方が1番良いと思います。
 

 

 

 

 

コメント待ってます♪

  1. 古拿身 より:

    覚えてるでぇ~笑顔で帰ってきた旅行のコト
    モノ覚えが悪くて モノ忘れが良くなってるけど
    いいことは忘れんもんや
    そういう人間でヨカッタと思うこのごろです

  2. nagi より:

    古拿身さん
    ↑むずかしい漢字を使って来ましたね(笑)
    うん、良い思い出が残っているあの頃を思うと、幸せだなって思いますね。
    子どもたちがその年齢になってきてるので、たくさん良い思い出を作って欲しいと思うのです。