映画評 邦画

悪の教典

投稿日:2013-10-10 更新日:

20131010_5121362012年 / 日本

監督:三池崇史

CAST:
伊藤英明、 山田孝之、吹越満

<STORY>

ハスミンというニックネームで呼ばれ、生徒たちから圧倒的な人気と支持を集める高校教師・蓮実聖司。生徒だけでなく、ほかの教師や保護者も一目を置く模範的な教師だったが、その正体は他人への共感や良心を持っていない反社会性人格障害者であった。学校と自身に降り掛かったトラブルや障害を取り除くために、平然と殺人を犯しては校内での地位を強固なものにしていく蓮実。しかし、ささいなミスから自身の凶行が知られそうになってしまう。それを隠そうと悩んだ彼が導き出した答えは、クラスの生徒全員を殺すことだった。

<感想> 評価 ★2.5
本作は、貴志祐介の小説の映画化。原作を読まずに鑑賞した。
ん~・・・。ハスミンこと、高校教師の蓮実。さわやかでイケメンのカレが持つ裏の顔がわかった時、ゾゾッとするところがミソじゃないのかと思うのだが、子どもの頃を描いた冒頭で、カレが”反社会性人格障害”であることを見せてしまうし、生徒がひとり行方不明になったあと、カレに疑惑を向ける数学教師と頭脳明晰の生徒が、現高校に赴任するまでのハスミンの過去をあっさりと暴露してしまうので、そのゾゾッと感を感じることなく、上手く工作して人殺しを楽しんでいたのに、バレちゃった仕方ない、(えぇぇい!やっちゃえぇぇ!)って感じで始まるただの殺戮としか思えなかった。
ハスミンに一切の共感も、感じれないし、殺人マシーンと化したハスミンから半密室の校舎で生き延びようとする生徒の迫力もなく、ただただキャ~と騒いで殺されちゃうだけで、そこにも緊迫感を感じることができず・・・・結局、伝えたいこと、言いたいことがわからないメッセージ性ゼロの作品になっていた。きっと原作はこんなもんじゃないんだろうと思うのだけど。
映画の内容はさておき、キャスティング。
「海猿」もちゃんと見たことがないほど興味のない俳優だが、ハンサムで、魅力的な肉体を持ち、多くの人に好感度を抱かせるハスミンを演じるには、思い当たるところでは伊藤英明がベストだと思う。
きっと貴志祐介氏の作品が好きだったり、原作がおもしろかったと思ったひとには、納得できない作品なんだろうなと思います。

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