ENGLISH PATIENT *イングリッシュ・ペイシェント*

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20140912_9474241996年 / 米

監督:アンソニー・ミンゲラ

CAST:
レイフ・ファインズ、クリスティン・スコット・トーマス
ジュリエット・ビノシュ、ウィレム・デフォー
コリン・ファース、ナヴィーン・アンドリュース

第69回アカデミー賞作品賞、監督賞、助演女優賞
第54回ゴールデングローブ賞ドラマ部門作品賞

<STORY>
第二次世界大戦下の北アフリカ。砂漠で追撃されたイギリス軍機から全身に火傷を負った男が救出された。男は一命を取りとめたが、記憶の大半を失っており、野戦病院で「英国人の患者」と呼ばれる。野戦病院の従軍看護師ハナは、戦争で恋人も親友も亡くし絶望にかられながらも献身的に働いていた。野戦病院の移動中、男は容態が悪化、移動は無理だと判断し、爆撃で廃墟と化した修道院ふたりで移動し、献身的な看護を続ける。
男は断片的に甦る思い出をハナに聞かせる。彼の名はアルマシー。カレが語ったのは、人妻との熱狂的な愛の物語だった-。

<感想> 評価 ★4
いつかは観ようと思っていた作品をそんな気分になったので鑑賞。
壮大な大ロマンスでアカデミー賞受賞作 ← 面白い映画ではないのだろうと躊躇していた。
20代では理解できなかったであろう大人の恋の物語は、マイケル・オンダーチェの小説「イギリス人の患者」が原作。
映画作品として、とにかく映像美が素晴らしかったです。特に冒頭の砂漠の映像!(※下に埋込のyoutube ぜひ観て欲しい)音楽もステキで一気に映画の世界に引き込まれました。
雲一つないサハラ砂漠は、まるで生きて動いているように砂漠が瑞々しく見えるのです。
それは、私が今まで持っていた砂漠のイメージとはまったく違うもの。
その砂漠を一機の飛行機が悠々と飛行している映像は、圧巻で、何度も観たくなります。
Storyは恋愛映画。不倫を描いています。
文学や映画・芝居において不倫を悪としてしまっては本質が変わってしまうので、そこの是非は別もの。
切なく身を焦がすような愛が、アフリカ、砂漠のシチュエーションに合っていて、「愛と哀しみの果て」を思い出しました。
レイフ・ファインズはアルマシーのような役が合いますね。クールで知的に見えるのに、内に秘めた愛の熱情にキュンと女性はなってしまいます。
私としては、アルマシーとキャサリンの恋よりも、インド人のキップと看護師ハナとの恋の方が印象的でした。戦場下、壁画のある教会へハナを連れて行って彼女にそれを見せるキップとのシーンはロマンテックでした。
ターバンをカレが取る姿を見るまで、キップが「LOST」のサイードとは気づきませんでした。あのサイードです!カレはやっぱり何となく魅力的ですね。
ジュリエット・ビノシュは正直あまり好きな女優ではなかったのですが、この作品のハナにはビノシュはピッタリだったと思います。
戦時下と言う時代背景、運命を描いた壮大な作品でした
映画が好きな35Overの方にぜひ観てもらいたいな。

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