ミステリー、サスペンス、ホラー 映画評

THE BEST OFFER (原題:La migliore offerta) *鑑定士と顔のない依頼人*

投稿日:2015-04-14 更新日:

20150415_11396362013年 / 伊

監督:ジュゼッペ・トルナトーレ

CAST:
ジェフリー・ラッシュ、ジム・スタージェス、
シルビア・ホークス、ドナルド・サザーランド
<STORY>
天才的鑑定眼をもち、世界中の美術品を仕切る一流鑑定士にして、オークショニアのヴァージル・オールドマンは、資産家の両親が亡くなり、屋敷に遺された絵画や家具を査定してほしいという若い女性からの、依頼を受け屋敷を訪れたー、しかし依頼人は嘘の口実を重ねて決して姿を現さない。ヴァージルは不信感を抱くも、屋敷の床にもしそれが本物なら歴史的発見となる、ある美術品の“一部”を見つけ、手を引けなくなる。やがて、彼女が屋敷の隠し部屋で暮らしていることを突き止めたヴァージル。決して部屋から出てこない彼女と壁ごしのやり取りを重ね、我慢できずに姿を覗き見たヴァージルは、美しいその姿にどうしようもなく惹かれていく。ところが、ある日、彼女が忽然と姿を消す─。果たして奇妙な鑑定依頼の本当の目的とは?ヴァージルの鑑定眼は本物か、節穴か?謎はまだ、入口に過ぎなかった──

<感想> 評価 ★4
面白かったです。久しぶりに面白い映画を観たなと同時に虚しい気持ちも残りましたが。
私、この映画を「変わり者の一流鑑定士が、姿を現さない依頼人と出会い、心惹かれ、心を通わす作品」だと思っていました。ので、かなり楽しめました。
つまり!この作品を観たいと思う方は、上記下線のあらすじだけで観られることを超オススメします。
以後、ネタバレを含みます 危険要注意危険
130分越えの作品で、”変わり者の鑑定士が愛するひとが出来ることで変化を起こすハートフル作品”だとしたら、少々長めの映画だなぁと思っていましたが、違ったんですよ、この映画びっくりマークサスペンス映画です。
すっかり騙されました、私。しかも気持ちよ~く(笑)
映画はラスト1/4にさしかかった時、見事な大どんでん返しを食らいました♪
確かにね、ハッピーエンドで終わりそうな雰囲気なのに、なんだかそれだけじゃない?って雰囲気はあったんですよね。
ヴァージルが病気で死ぬのかな?イヤイヤ、敵が多かったヴァージルが殺されのかも?でも、1度暴漢に襲われるシーンがあったんだし、2度はないか・・・?それなら、広場恐怖症を克服したクレアが、結局はまた閉じこもってしまったとか?などと、ハッピーではないエンディングが頭の中になかったワケではなかったんだけど、まさかこんな鮮やかな展開とはねぇ~。
クレアが12年間も閉じこもってたにしちゃ~世慣れしてないかぃ?とか、修理屋のロバートがどうも怪しいんだよなぁ~とは思ってましたけどね?どこまでがグルでヴァージルをハメたんだか・・・それが気になる(笑)
映画の冒頭から丁寧にヴァージルの孤独が映像で描き出されてたんですよ。いわゆる変わり者、偏屈者、自分勝手な人間なワケです。そのヴァージルが愛を知って変わる様を観ていただけに、ラストは切なさを通り越して虚しくなりましたが・・・。
クレアが話してくれた彼女の思い出の場所、プラハのカフェ「ナイト&ディ」を訪れ食事をするヴァージルは、騙されたもいいからもう一度クレアに会いたい・・そう言う思いなんでしょうね。
良い映画に出会いました

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