実話、史実、ドキュメント 映画評

JOBS *スティーブ・ジョブズ*

投稿日:2015-05-15 更新日:

2013年 / 米

監督:ジョシュア・マイケル・スターン

CAST:
アシュトン・カッチャー、ダーモット・マローニー、ジョシュ・ギャレット
ルーカス・ハース
<STORY>
2011年に死去したアップルの創設者、スティーブ・ジョブズの生涯を描く。大学を中退し禅や仏教に傾倒しながらも、無為の日々を送るジョブズは、親友のウォズニアックの趣味であるコンピュータに興味を持つ。2人は友人たちの協力を得て世界初の個人向けマシンApple Iを商品化。ジョブズは自宅ガレージを改造して、ウォズニアックらとアップルコンピュータを設立する。ジョブズは社長として経営に辣腕をふるい、77年にApple IIを発売、大ヒットとなる。25歳にして成功を手中にしたジョブズだったが、そのときから周囲との軋轢に苦しみ、挫折と栄光を味わうことになる。

<感想> 評価 ★3
この映画は、<誰もが知る天才の 誰もが知らない真実>と言うサブタイトル通り、世界が知るジョブズの原点を中心に作られている作品です。なので、ジョブズがApple社に返り咲き、[ipod]を公式記者会見するところまでのStory。「え!?ここで終わり?」と言う感想を持つ人も多いでしょう。
つまり、私たちが知っているジョブズ(カレの晩年ですね)はこの映画の中に出てきません。
解説もほどんどないため、この作品を見て、Appleについて何も知らない人は、(ジョブズ、自分の作った会社から一度追い出されてるのかよ?)となると思います。
ジョブズの自伝作品だから、コレを見たらジョブズがわかると思っているとしたら、それは間違いです。
この映画を楽しみたいのなら、多少のApple社の基礎知識は、あった方がベター。
私はMicrosoft windows派ではありますが、iphoneをユーザーです。
iphoneを持った時、Apple製品がナゼ熱狂的なファンを持っているのか、少しわかった気がしました。なぜなら、iphoneは使いやすく、スタイリッシュで、美しいフォルムを持つ製品だからです。
この作品でも、ジョブズがこだわり通していたポイントがいくつか出てきます。<パソコンを一般ユーザーが必要とするものにする
こと>、それはカレの永遠の目標だったようです。カレは製品を愛し、カレの思いが製品に込められている・・・それはiphoneを日々使っている私にも伝わっています。
映画の中で、伝えたかったことは、ジョブズの熱意や未来を見通したビジョンの素晴らしさだったのでしょう。
あの、独特なプレゼンテーションは、多くの人が見たことがあるでしょう。
黒の長Tシャツ、ブルージーンズ、丸めがねのジョブズそのままをアシュトン・カッチャーは演じていました。
酷評されてきた俳優:アシュトンが、ひとりの俳優として認められた作品になったと思います。
話は、ジョブズに戻しますが、カレの人間性は映画を観る限りでは最低だったようです。
女性関係も派手、恋人に赤ちゃんが出来たと告白されると「それはオレの子ではない」と平気で言い放ち、結婚も認知もしないようなクズです。
人との人間関係を作るのもド下手で、ジョブズの才能に惚れて、カレと共にAppleを立ち上げてくれた仲間とも簡単に疎遠になります。
アメリカは、企業が成長していく過程で「裏切る、裏切られる」が日常のように起こるんですよね。
カレの傲慢さ、強引さゆえ、1度Apple社を解雇される一連のエピソードは(なるほど)と言う感じでした。
ジョブズが、発表した ipod,iMac,iphone・・・これらはすべてカレがApple社に返り咲いてから開発、発売された製品なんですよね~。
私がジョブズを知る前のジョブズがいるのがこの映画だと言うことです。
ジョブズが精神をかけたApple社がこれからどう発展していくのか・・・気になってきました。
※ ジョブズの簡単なHistory
アップルの共同創業者。1955年、生まれてすぐに養子に出される。若い頃はヒッピー暮らしや放浪、曹洞宗の禅の修行などを通して自分探しを続けたが、その間にスティーブ・ウォズニアックがつくっていたパソコンに可能性を感じ、アップルコンピュータ社を創業。以来、家庭用コンピュータの元祖、Apple IIをつくり、マウスで操作する今日のパソコンの元祖のMacintoshをつくり、今やほとんどの出版物の製作で用いられているDTPという出版技術の基礎をつくったが、取締役会との確執で自ら創業したアップル社を退社に追い込まれる。その後、NeXT社とピクサー社を創業。ピクサー社はコンピュータアニメーション映画という一大トレンドを築き、その後、ディズニー社の一部となった。一方、NeXT社は1996年にアップル社によって買収、これがきっかけでジョブズもアップル社に舞い戻る。倒産寸前だったアップル社は、ジョブズが再び実権を握り始めると、iMac、iPod、iTunes Music Store、iPhone、iPad、MacBook Airと次々と世界的ヒット商品を世に送り出し、ビジネス的にも時価総額で世界一位にまで上り詰めていくが、その過程で膵臓がんにかかり長い闘病の末、2011年10月5日、56歳の若さでこの世を去った。

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