映画評 邦画

アヒルと鴨のコインロッカー

投稿日:2010-02-01 更新日:

2006年/日本

監督 :中村義洋

CAST:
濱田岳、瑛太、関めぐみ、松田龍平、田村圭生、関暁夫

<STORY>
大学に入学するために仙台に引っ越して来た椎名は、アパートの隣人河崎から突然「本屋を襲わないか?」と誘われる。河崎が言うには、恋人の琴美を亡くし、元気を失ったブータン人のために、「広辞苑」を奪うのだという。結局、断りきれず流されるように本屋襲撃に加担することになった椎名。首尾よく河崎は辞書を奪って来るが……。

<感想> 評価 ★3
小説の映画化で良く言われるのが「小説を読んだあとに映画を観るとガックリくる」と言うもの。
本作品は文字だからこそ騙せた伏線があったため、映像になるとどうなる?と気になっていたのだが、想像以上に上手い脚本でおもしろい映画になっていた。

私は原作を読んで映画を観たワケだけど、小説との違和感がなく、原作の持つ空気感や重要な部分は残こしつつ、加えられている部分もあっていい脚色がされている。むしろ、後半の河崎のくだりは映画の方が良いぐらい。
Storyの中で重要なパーツであり、意味のあるボブ・ディランの「風に吹かれて」がメロディーとして聞こえるのも映画の利点だろう。
私の場合、展開もオチもわかっていたので、「河崎」の気持ちを中心に観た。
瑛太くん、頑張ってました。でも、もっと良かったのは登場シーンが少ないけど存在が際だっている松田龍平。
デビュー当時はそこまで思わなかったけど、最近の松田龍平、<松田優作>にウリふたつ。声音なんて時々びっくりするほど似てて鳥肌がたったほど。
キャストも小説のイメージを壊さない配役が組まれているところも評価できる映画です。

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