ドラマ(シリアス、ハートフル) 映画評

LA VIDA SECRETA DE LAS PALABRAS  (THE SECRET LIFE OF WORDS)  *あなたになら言える秘密のこと*

投稿日:2010-02-01 更新日:

2006年/スペイン

監督 :イザベル・コイシェ

CAST:
サラ・ポーリー、ティム・ロビンス、ハビエル・カマラ

<STORY>
工場で働くハンナはある日、上司から休暇を取るように命じられる。職場と自宅を往復するだけの生活を送る彼女は意を決して旅に出るが、滞在先で油田事故により負傷したジョセフの看護を引き受けることに。

<感想> 評価 ★3.5
見終わって、このコラムを書きながら映画のいろんなシーンを思い出している。
あの時のハンナの言葉、ジョセフの食べ残しを我を忘れてガツガツ食べるシーン、サイモンと並んでブランコをこぐシーン、孤島の住人がハンナに見せる家族の写真・・・そんな1つ1つが走馬燈のように甦り胸が苦しくなっている。 余韻の残る映画だった。
彼女の抱えるものは、本当に大きくて深く、けして誰にも理解されない、理解を求めてはイケナイとさえ思うものだったけれど、彼女が長期休みを言い渡されたこと、旅先で看護師の仕事を見つけたこと、その場所が海上の孤島だったこと、出会ったのがジョセフだったこと、これが<運命>と言うものかも知れない。
その<運命>によって、ハンナは自分の人生を再生し始める。 設定として、再生する場所を四方を海に囲まれ、逃げ場のない油田発掘所にしたことがこの話に魅力を持たせていると思う。また、限られた場所だけで繰り広げられる話なのに、映像も話にも広がりがあり、素晴らしかった。
心に残る1本。

以後 ネタバレ ↓

ハンナが抱える<秘密>がボスニア内戦と関わっているとは思いもしなかった。
わずか10数年前の戦争だ。ハンナと同体験をし苦しんでいる女性いるはず。 戦争はいろんな人の人生を壊す。絶対に戦争はしてはいけないと心から思う。
過去の出来事と葬り去ってはいけないと胸に刻むべき作品であった。

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