THE NOTEBOOK  *きみに読む物語*

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2004年/米

監督 :ニック・カサベテス

CAST:
ライアン・ゴスリング、レイチェル・アクアダムズ、
ジーナ・ローランズ、ジェームズ・ガーナー

<STORY>
老人療養施設で生活をしている老婦人(ジーナ・ローランズ)はアルツハイマーを患っていて全ての記憶を失っていた。とある老人デューク(ジェームズ・ガーナー)は医者に無意味だと言われながらも老女の記憶を呼び戻す手助けになればと読み聞かせをしている。語られるのは、1940年の夏、南部の小さな町で出会った17歳のアリー(レイチェル・アクアダムズ)と地元の材木業で働くノア(ライアン・ゴスリング)の恋物語。ノアの暮らしは貧しくアリーの両親はふたりの付き合いに反対。アリーの両親はふたりを強引に別れさせてしまう。ノアは町を去ったアリーに1年間毎日手紙を書き続けたが、それに返事が来ることはなかった。やがて戦争が始まりノアは戦地へ。時が流れ帰還したノアはアリーを忘れられずにいたが、アリーは恋人と婚約をし幸せの中にいた。

<感想> 評価 ★4
私は邦題否定派だが今回は素晴らしいネーミングだと思う。映像がとてもキレイで心洗われる。渡り鳥の住む湖にボートで出かけるシーンは何度も見たいと思う。アリーとノアの若いふたりの恋愛はありがちな設定だが誰かを本気で愛する気持ちは伝わってきたし、老女とデュークの関係がわかる中盤以降はベテラン俳優のふたりにやられた。
ネタバレになるのでこれ以上語れないのが本当に残念。

以後、ネタバレ ↓

泣けて泣けてと言う映画ではない。しかし、映画の後半、デュークと老婦人の関係がわかり、デュークが老女に物語を話す理由がわかるシーンは切なくてたまらなかった。彼は一瞬正気に戻るアリーに会いたくて何十回も物語を読み続け、また記憶を何処か遠くへやってしまうアリーをただ見送るしかないのだ。老い、思い出、記憶、愛、若さ・・・それらを1組のカップルの人生で綴った名作と言えるだろう。若いふたりの恋愛も、アルツハイマーの話も新鮮な話ではないけれど最後になって、ノアとアリー、デュークと老女の関係について全部がわかったあとから、感動シーンが波のように押し寄せる。最初に見た湖のシーン、渡り鳥とボート、若いふたりが隠れた古い屋敷、改築した屋敷・・・・全てが走馬燈のように思い出され・・・参った。

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