ドラマ(シリアス、ハートフル) 映画評

THE KING  *キング 罪の王*

投稿日:2007-02-02 更新日:

2005年/米

監督 :ジェームズ・マーシュ

CAST:
ガエル・ガルシア・ベルナル、ウィリアム・ハート、
ペル・ジェームズ、ローラ・ハーリング、ポール・ダノ

<STORY>
21歳の青年エルビスは、海軍を退役し、まだ見ぬ父デビッドに会うためにテキサスの小さな町を訪ねる。しかし今は裕福な牧師として妻子とともに新たな生活を送るデビッドにとって、突然現れた息子は汚れた過去を象徴する存在だった。拒絶されたエルビスは、父の娘であり、自らの妹である16歳のマレリーに接近する。二人の禁じられた関係は人知れず深まり、デビッドが築いた完璧な家庭に、不吉な波紋が広がり始める…。

<感想> 評価 ★3.5
ほんとうに静かな映画だった。
繰り広げられているのはむしろ<静>とは逆の<憎悪><嫌悪><苦悩><復讐心>e.t.cなのに。
多くの説明がない分、見る側によって感想は変わるだろう。
私はエルビスが最初からこの結末など望んでいなかったと思うし、思いたい。日に日に感情が「憎悪」「復讐」に蝕まれていったのではないだろうか。
ガエル演ずるエルビスは、拒絶された父の住む町でバイトをしながら暮らすのだ。感情を押し殺した暗い眼でホンネが見えず、それが観ている側にも不安を募らせる。エルビスは優しいのか、感情がないのか・・わからない。
マレリーに近づき、恋をしたのは計算だったんだろうか?私にはマレリーとの関係が全て復讐のためだったとは思えないのだが。
ガエルくんは存在感十分で、益々素晴らしい俳優になったなと思う。
自分の妹となるマレリーへの行為は宗教上のタブーだし、自分の存在を「罪の子」と言う偽善者の父への「ある意味の最高の復讐」がラストシーンなのだろう。

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