Next Stop Wonderland *ワンダーランド駅で*

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1998年 / 米

監督 :ブラッド・アンダーソン

CAST:
ホープ・ディヴィス、アラン・ゲルファルト、
フィリップ・シーモア・ホフマ

<STORY>
ある日突然、恋人に振られた看護婦のエリン。男なんて、と強がっても落ち込む気持ちは変わらない。心配した母親は、新聞に恋人募集の広告を勝手に載せる。だが、そこで出会う男性もピンと来ない。一方、水族館でボランティアで働くアランは、海洋生物学者を目指して勉強中。そんな2人の共通点は、ワンダーランド行きの通勤電車に乗ることだけ。駅やカフェ、水族館などで、2人は何度もすれ違いを繰り返すが…。

<感想> 評価 ★3
全編に流れるボサノヴァ。古い石畳の街=ボストン、美しいけどどこか淋しい海岸近くの駅、ゆったりと流れる時間。アメリカ映画と思えない空気感に包まれる97分間が体験できる。
ラブストーリーなのに、この映画は男と女が出会うまでを描いたもの。出会ってこれからを予感させたところで終わる。
映画の中で印象的な言葉。
「どう出会ったかなんてどうでもいいの。出会った「後」どうなるかが大切なのよ」と。
エリンが同僚とバーで「運命」を信じる、信じないと議論しているときに、ゲイの友人が発する言葉。ありのままの自分でいても心地よい相手はきっとどこかにいるのだから焦らないで。そう語りかけるような映画だと思いました。
見終わった直後より、時間が経つほど良かったなとジワ~っと感じるそんな雰囲気の映画でした。
※ ボサノヴァはブラジル音楽。サンバをベースとしたリズムで歌詞はポルトガル語。’50年代終わり頃から’60年代前半に一時的に流行った曲だそうだ。

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